遅ればせながら、MJのペスト盤を購入しました。
このベスト集は、各国のファンによる投票を基に、それぞれの国のエディションを製作したそうですが、これはジャパンエディション。
私はとにかく学生時代の思い出 "Man in the Mirror", "Thriller", "Bad"と、マイルスが取り上げたことで知った "Human Nature" そして平和への希求を表現した "Heal the World"が入っていないと気がすまない感じだったのですが、このジャパンエディションは見事にその希望を叶えてくれ、おまけに "We Are the World" のデモバージョンまで含まれています。大満足!私が日本人だからジャパンエディションと相性がいいのか、日本のマイケルファンのレベルが高いのか、私は後者だと思っています。
"We Are the World" デモバージョンは、本番とは歌詞も若干違うのですが、特に気づいたのが "there's a choice we're makin', we're savin' . . ." のリフレインが、"there's a chance we're takin', we're takin' . . ." となっていたところです。デモの歌詞だと、"takin'"が近いところに繰り返し出てきて、さらに"chance"の"n"音と"takin'"の"n"音が耳につき語調が悪い。完成版の "choice - makin' - savin'"のほうが響きもきれいだし、意味の力も鮮烈。言葉一つもゆるがせにしない詩人マイケルの姿が垣間見えます。
"Heal the World"は Dangerous のバージョンと違って、冒頭につっかえつっかえ読む子供の台詞がはしょられ、エンディングのリフレインも省略されています(元のはちょっとしつこいかも)。
いずれにせよ、この価格とあいまって絶対にお勧めできる一枚となっています。
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