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"Louis Armstrong, Charlie Parker." (Miles Davis summarizing the history of jazz)

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バップと云う音楽

March 4th, 2018 · No Comments

Twitterではプロフにアマチュアバッパーと自称しているように、ジャズの中でもバップと云うスタイルが一番好きだ。

70年代末にジャズを聞き始めたが、最初スイングから入ったので「ベニー・グッドマンやグレン・ミラーがジャズ」と思っていた矢先、FMラジオの伝説的名番組「アスペクト・イン・ジャズ」で油井先生が「バップの巨人達」と題してかけていたこの曲を聴いたのがバップとの出会いである。

それまで聴いていた歌謡曲やスイングジャズ、あるいはロックと比べてなんと軽い響きでクールなんだろう?というのが最初の感想である。その後モーダルな奏法を知ってもっと軽やかというか、フワフワとした演奏も知ったが、やはりバップは一番カッコいい。ニューヨークの香りがする。

バップ曲で一番まとまりがいいのは「コンファメ」だろうが、

個人的に好きなのは、Bbのブルーズ "Relaxin' at Camarillo" である。この驚異的なリズム感から来るメローディー。テーマをなぞっているだけでもバップをやっている気になれる。

また、ウォーデル・グレイのテナーが実にレスターっぽくて好きだ。

トリスターノ楽派はバップの、とりわけパーカーの影響を極度に排したと言われているが、レニーの呪縛を逃れたリー・コニッツは後半でパーカーのアドリブソロをそのままコピーしてユニゾンしている。

そう、いくら抗ってもやはり戻ってきてしまう、バップはイングリッシュドレープスーツと同じく、永遠にかっこいいのである。

Tags: Konitz, Lee · Parker, Charlie · Uncategorized · 雑記

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