ビッグバンドはCDで聴くより出かけて聴く事の方が多い。特に学バンや市民バンドのコンサートなどは積極的に出かけるようにしています(安いから)。でも、そうしたコンサートに出かけても「シャイニー・ストッキング」を演ってくれないとなんとなく釈然としない気持ちになる。ビッグバンドを聴くという事は、すなわち「シャイニー・ストッキング」を聴くことだと乱暴に考えているからです。いったんこの曲が始まれば「あのテナーは云々」「ドラムは人変えたほうが良くない?」といったヒハン的な気持ちは消え去ってあのタイムに身を任せるわけです。
こうした偏った気持ちを知ってか、その学バンのOBで私のテナーの師匠でもある人が「シャイニー・ストッキングの決定盤はベイシーのLive in Japan(1978)だ」と教えてくれました。早速購入して聴いてみたけれど、「ちょっと速くないですか?」という雰囲気もあったが、確かにいい感じであった。
最近出会ったベスト「シャイニーストッキング」はベイシーとミルト・ジャクソンが共演したBig Band, Vol. 2ですが、 これはいい! ゆったりとしながらも精密なベイシーバンドをバックにミルトが自在の間で演奏する。たまたまスタジオに遊びに来ていたサラ・ヴォーンがスキャットで参加する曲もあったりと、ジャズらしさを味わえる1枚でした。
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