私はビリーホリデイが好きで、テレビやCMなどで彼女が使われていると思わず騒いでしまいます。先日残念ながら亡くなったいかりや長介の「弁護士猪狩文助シリーズ」でもビリー・ホリデイの｢アイル・ビー・シーング・ユー｣がシリーズ全体で使われていました。
というのも、猪狩弁護士がよく行く小料理屋の女将が塀の中にいるご亭主を待っているという状況がサブ・テーマとしてこのシリーズを貫いていて、ちょうどこの曲は出征した恋人を待ちながら、帰ってきたときの事を夢想する内容の歌だからです。たまに｢アズ・タイム・ゴーズバイ」｢ラバカン｣なども流れていましたがテーマ曲はこの｢アイル・ビー｣でした。
油井先生をして｢涙を流さずにはおれない｣といわしめ、大和明さんが「彼女の最高傑作の一つ｣だと褒め称えた演奏は、『奇妙な果実』というアルバムに入っています。このジャケット、寺島さんが「大口開けた色気のないジャケットだ｣って貶したおしていました(笑）
この記事で取り上げたCD
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