こちらがテープB面のデータです。
NHK-FM Weekend Jazz (最終回)
リクエスト特集 (ミニミニジャズの歴史)
DJ: 襟川恵子(クロ)
構成:いソノてルヲ
1980年4月
1. West End Blues (ルイ・アームストロング)
これは『ルイ・アームストロングの肖像』(CBSソニー)という1928年の名演を集めたアルバムで聴いていました。
2. Star Dust (ベニー・グッドマン)
これをリクエストしたところ、FM誌の放送予定にこの曲目が書いてあったので録音することにしたわけです。再生して自分の本名が呼ばれるのを聞いて気恥ずかしい気持ちになりました。
3. This Can't Be Love (アート・テイタム・トリオ+ライオネル・ハンプトン)
テイタムを聴くのはこれがはじめて。ものすごいバカテクのピアノだなという印象でした。
4. Fiesta Mojo (ディジー・ガレスピー)
カリプソのアルバム『ジャンボ・カリベ』からの1曲で、ディジー初体験でしたが、まさかこの後にパーカーを聴くことになるとは思いもしませんでした。まだ、図鑑か何かで名前を知っているだけの二人だったわけです。
5. Cute (アート・ヴァンダム)
アコーデオン・ジャズ。こういう世界もあるのかと思いましたが、それよりも "Cute" という曲が気に入りました。
5. April in Paris (チャーリー・パーカー)
6. April in Paris (スーパー・サックスによるパーカーのアドリブのユニゾン)
もしこの時流れたのが "Ko-ko" だったらどうだったでしょうか?初心者に分かりやすいストリングス物なのでパーカーのラインもくっきりと聴こえ、おまけにスーパーサックスが同じアドリブ・ラインをサックス・ユニゾンで吹いたものを流してくれたため、「あ!これは今まで聴いていたスイングバンドとはずいぶん違うぞ」ということが容易に分かりました。早速パーカーの『ウィズ・ストリングス』を買って聴きました。だからやっぱり初めてのパーカーにはこのアルバムがいいんじゃないかと思うのです。
7. Blue for Players (スコット・ハミルトン)
いま振り返るから分かることですが、当時4ビートが袋小路にはまり込んで、若手がみなフュージョンへ流れていく中、ジャズ・ジャーナリズムはスコット・ハミルトンを盛んに持ち上げていました。この後リッチー・コールも同じように持ち上げられますが、おっちょこちょい以外はついていかなかったように思います。私もおっちょこちょいでは人後に落ちませんが、リッチー・コールはさすがにまったく買いませんでした。そして、ウィントン・マルサリスが出てくるんですが、彼は4ビートのわりにジャズ・ジャーナリズムでは賛否両論だったように記憶しています。
8. I'll Remember April (渡辺貞夫)
最初に『カリフォルニアシャワー』のリクエストが読まれたのに、いソノさんはフュージョンのリクエストを軽く無視して、ナベサダのバップをかけているわけです。もちろんそんなこと当時はよく分かりませんでしたけれど。
この頃は曲の背景やら何やらを説明し、アーチストと曲名を言って、それからポーズをあけて曲を流していましたね。「エアチェック」という趣味があったからでしょう。最近のFMはアメリカンスタイルというのか、トークのバックから曲が流れ始めたりドドドっと曲を連続して流したりして、完全にBGM化しているようですね。この前AMのTBSラジオでやっていた「Taboo Songs?封印歌謡大全」が昔ながらのスタイルで懐かしかったです。
参考CD
2 responses so far ↓
1 kokugo // Jul 4, 2012 at 4:10 am
ウイークエンドジャズが終わるときに、流れてたビッグバンドの曲はなんですか
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