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Ella Fitzgerald: Ella in Berlin (Verve) | jazz.info

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Ella Fitzgerald: Ella in Berlin (Verve)

August 27th, 2007 · No Comments

Ella in Berlin

このジャケット・・・・社会活動に熱心なオバサンにこういう顔した人いますよね。このジャケットはCDになってよくなった(サイズが小さくなったから)ものの一つでしょう。私は残念なことにLPで持っています 8) きっかけはタモさん司会の昭和の名番組『今夜は最高!』にゲストとして出ていたジャズ・シンガーの金子晴美さんが「私がジャズ・シンガーを目指したのは、エラの "How High the Moon" を聴いたことです」とおっしゃっていたからです。一人の人間の人生の方向を変えるほどの力を持ったアルバムなら聴いてみたいと思い、早速千葉市で買いましたが、ジャケットを見て一瞬躊躇したのは事実です・・・

CDだと「完全版」と銘打って、MCや追加曲も含まれているようですが、私のLPにはありません。追加曲は "That Old Black Magic", "Love Is Here to Stay", "Love for Sale" そして "Just One of Those Things"の4曲です。

さて後半2曲、すなわち "Mack the Knife" と "How High the Moon" がこのアルバムのハイライトとなるわけですが、これはさすがに凄い!私も最初聴いたときはぶっ飛びました。「マック・ザ・ナイフ」は途中から歌詞を忘れ(たフリをし)て、"Oh What's the next chorus" と歌詞を作り変えてからが盛り上がります。ボビー・ダーリンやサッチモに敬意を評した歌詞に作り変えつつ声色を真似ていきます。サッチモのスキャットもそのまま真似ます。さすがです。これで会場を興奮の坩堝に叩き込んだエラさんは、続いて "How High the Moon" に取り掛かります。MC入りの完全版でも同じ曲順なので、この通りの順番で歌われたのでしょう。最初は気持ち速めのテンポで快適にスイングしながら歌詞を1コーラス歌います。そのあとドラムがフィルインしてテンポが速くなり、作り変えた歌詞をちょこっと歌ったあとスキャットに入り、いろんな曲を引用します。最初は "Ornithology"。まあ「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」のコード進行を使った曲だから当然といえば当然でしょうか。その後「モップ・モップ」、「南京豆売り」、「ティスケット・ア・タスケット」、「ソルト・ピーナツ」、さらにはヨーデル、「ヒート・ウェイブ」、アラビア風の歌、そしてコーダは「煙が目に染みる」になっています。これらを一分の隙や停滞もなく展開していくところは圧巻です。

エラは前もって準備して練習し、それを板にかけるタイプの歌手で、いわゆるその場のアドリブというわけではないのですが、それにしてもあのテンポで落ちることなく歌いきるのは、並大抵の歌手では不可能です。

このアルバムにも慣れてきてしまうと、最初の驚きは逓減して「ああまたか!」という気持ちになり、むしろサッチモとのデュオなどのほうが味があってよく聴くようになります。それでもまだ聴いたことがない人は聴いてご覧なさい。CDで買うのが勿体無ければ「マック・ザ・ナイフ」と「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」だけでもお聴きなさい。

上記2曲以外では「サマータイム」がとても優れた演奏です。

ちなみに冒頭で『今夜は最高!』について触れましたが、別の回で(確か泰葉さんがゲストだった時)この「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」のスキャットに別の歌詞を載せてタモさんや泰葉嬢などがリレーで歌っていました。ものすごい番組ですね。

Tags: Fitzgerald, Ella · vocal

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