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	<title>jazz.fukao.info &#187; Hawkins, Coleman</title>
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	<description>&#34;Louis Armstrong, Charlie Parker.&#34; (Miles Davis summarizing the history of jazz)</description>
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		<title>Fletcher Henderson: A Study in Frustration (Columbia)</title>
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		<pubDate>Wed, 12 Sep 2007 15:53:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Armstrong, Louis]]></category>
		<category><![CDATA[Berry, Leon Chu]]></category>
		<category><![CDATA[big band]]></category>
		<category><![CDATA[Hawkins, Coleman]]></category>
		<category><![CDATA[Henderson, Fletcher]]></category>

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		<description><![CDATA[お上が辞めるそうなので、私も書こうと思っていた記事を引っこめて、今回はフレッチャー･ヘンダーソンの『挫折の研究』について書くことにしましょう フレッチャー･ヘンダーソン。80年以上も昔にジャズ･オーケストラを]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src='http://jazz.fukao.info/img/070912_223301.JPG' alt='Fletcher Henderson' /></p>
<p>お上が辞めるそうなので、私も書こうと思っていた記事を引っこめて、今回はフレッチャー･ヘンダーソンの『挫折の研究』について書くことにしましょう</p>
<p>フレッチャー･ヘンダーソン。80年以上も昔にジャズ･オーケストラを組織したジャズ史上の巨人です。そのスタイルは後にベニー･グッドマンが編曲を譲り受け空前のスイングブームを巻き起こしたことからも分かるように、ブラス･セクションと木管セクションによるコール・アンド・レスポンスと、その合間を縫って名人がホットなソロを取るという普遍的なものでした。エリントンが「ワン･アンド･オンリー」で各メンバーの出す音色すら考慮して取替えが利かないまでに練り上げたものであるのに対し、ヘンダーソン（そして編曲者ドン･レッドマン）のスタイルはジャズ・バンドの標準的スタイルとなったわけです。そして人材もルイ･アームストロング、ロイ･エルドリッジ、コールマン･ホーキンス、チュー･ベリー、ベン･ウェブスター、ベニー･カーター、ジミー･ハリソン（ジャズ･トロンボーンの父）、ジョン･カービー、ウォルター･ジョンソン、カイザー･マーシャル、そしてアートブレイキーに至ります。油井先生はこれを「『フレッチャー･ヘンダーソンに雇われたことがある』という経歴は、お役人の『東大卒』の肩書きと同様、ジャズのエリートを象徴した時代があったのだ」と上手く説明しています。</p>
<p>このフレッチャー･ヘンダーソン楽団の歩みを、1923年から1938年までコロムビアに吹き込んだ録音を集大成した4枚組みボックス･セットがこの『挫折の研究(A Study in Frustration)』です。しかしアルバムのタイトルとして『挫折の研究』とはずいぶん縁起が悪い。タイトルをつけたのはジャズ史上最大のプロデューサー、ジョン･ハモンド。タイトルの理由はフレッチャー･ヘンダーソンが最高のメンバーと音楽を擁しながら、挫折を続けてきたことにあります。</p>
<blockquote><p>全米娯楽の中心地でありながら、純ジャズ的には不毛の地にひとしかったニューヨークで、エセル･ウォーターズの伴奏コンボを率いていたヘンダーソンが、みようみまねでダンス･バンドらしき演奏をおぼえ、名編曲者ドン･レッドマンを得て1923年夏クラブ･アラバムにデビューし、翌24年秋シカゴから招いた天才青年ルイ･アームストロングを通じて、はじめてジャズ･イディオムの真髄にふれ、以後10年間他の追随を許さぬオーケストラに成長し、不況のため挫折。数年間売り食いの生活ののち、ベニー･グッドマンに譲り渡した過去のアレンジが空前の「スイング･ブーム」を巻き起こしたため再起。最高の演奏を続けながらも他のバンドほどに人気を獲得できず再び挫折。ついにフンドシを貸し与えたベニー･グッドマンに拾われるが、眼の手術を受けるために退団。50歳にして振り出しに戻り、今は老女となったエセル･ウォーターズの伴奏者として巡業の旅にのぼった末、中風のためにたおれ、クリスマスの鐘の音をききながら54歳の生涯を閉じる（油井正一『ジャズの歴史物語』）</p></blockquote>
<p>なぜこれほどの不運と挫折に見舞われたのか。アフリカ系アメリカ人でありながらも、名家の生まれでお坊ちゃん育ちであった彼には次のようなネガティブな面があったと油井先生はまとめています。</p>
<blockquote><p>1) 数字に弱かった。マネージメントも悪かったが、しばしばタダ働きをした。</p>
<p>2）統率力に欠けていた。メンバーは個性の強い連中が揃っていたから、掌握力のなさが目立った。メンバーの遅刻や無断欠勤が多くなり、これがよく契約キャンセルにつながった。</p>
<p>3）のち「ローズランド」をはじめホール経営者は、ヘンダーソンのリーダーシップに疑念を抱き、契約をしなくなった。</p></blockquote>
<p>また、1928年の交通事故で鎖骨がポキッと折れて、これが精神力までポキッと折ってしまい、「やる気」がなくなったことも指摘されています。レスター･ヤングとの契約までこぎつけ、入団させたのにも関わらず、メンバーがレスターの進歩性に気づかずにギャーギャー騒ぎ、押し切られる形でレスターを退団させてベン･ウェブスターを後釜に入団させたところなども、リーダーシップ不足の面目躍如です。</p>
<p>ここまで書けば分かると思いますが、お上にそっくりです。ただ一点違うのは、フレッチャー･ヘンダーソンの音楽はど真ん中だった。一流だった。今聴いてもすごいと思えるところです。4枚組み全64曲なので全部は取り扱えないですが何曲かポイントとなる曲をピックアップしましょう。（面倒なので何枚目の何面何曲は書きません）</p>
<p>"Everybody Loves My Baby" はサッチモがはじめて声を吹き込んだ録音だといわれています。 "Sugarfoot Stomp" はビッグ･バンド･スタイルの標準ともなる名アレンジ+名演で、サッチモのソロも際立っています。"The Stampede" はサッチモ退団後の演奏ですが、この時期としては最高の演奏です。"Henderson Stomp" には面白いエピソードがあって、ある日ハンバーガーショップでしょんぼりしているファッツ･ウォーラーを見かけたので、どうしたのかとヘンダーソンが尋ねると「食欲に任せて12皿のハンバーガーを食べてしまったけれど、お金がない。ここの支払いをしてくれたら曲を進呈するよ」。ということで進呈されファッツ自身も客演した2曲のうちの1曲です。"Rocky Mountain Blues" はこのバンドの最高傑作のひとつ。素晴らしい躍動感と整然としたアンサンブルに驚かされます。 "I'm Coming to Virginia" は白人コルネットのビックス･バイダーベックにあこがれて吹き込んだ曲。ペットの担当はジョー･スミスという、これまたビックスに通じるクールなトーンを持ったトランペッター。ちなみに、ジョン･ハモンドはサッチモよりもジョー･スミスが上といっています。 "Singin' the Blues" も同様にビックスの演奏を模範として吹き込まれた演奏。トランペットはボビー･スターク。"King Porter Stomp" は計3回吹き込まれているこのバンドの代名詞的演奏。のちにベニー･グッドマンがバニー･ベリガンをフィーチャーした名演を吹き込んでいます。"Christopher Columbus" は有名なベニー・グッドマンの「シング・シング・シング」中間部に挿入されたことでも知られた曲。ロイ・エルドリッジが、チュー・ベリーが、バスター・ベイリーが不朽のソロを取ります。そして"Stealin' Apple"。チュー・ベリーの代表的ソロが聴ける演奏で、パーカーも好んで聴いていたそうです。</p>
<p>現在CDは廃盤。でも丹念にレコード屋を回れば置いてあるはずです。私も10年ほど前にLPで手に入れました。それまでは油井先生が1曲ずつ解説したラジオ番組のエアチェックテープを聴いていたのですが、ちょっとした手違いで家族に捨てられてしまったことは前に書いたかもしれません。それでこの辺の曲をしっかり記憶しているんです。</p>
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		<title>Coleman Hawkins: Hawkins! Alive! (Verve)</title>
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		<pubDate>Tue, 04 Sep 2007 16:34:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Flanagan, Tommy]]></category>
		<category><![CDATA[Hawkins, Coleman]]></category>
		<category><![CDATA[tenor sax]]></category>

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		<description><![CDATA[『相棒』という刑事ドラマが好きで欠かさず見ていますが、先日再放送でもやっていた「セレブ殺人」というエピソードでは「モノに執着することの不幸」を描いていて印象的でした。私自身、ジャズと関わってきて一番理解]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src='http://jazz.fukao.info/img/jericho.jpg' alt='Jericho' class="jack" /></p>
<p>『相棒』という刑事ドラマが好きで欠かさず見ていますが、先日再放送でもやっていた「セレブ殺人」というエピソードでは「モノに執着することの不幸」を描いていて印象的でした。私自身、ジャズと関わってきて一番理解できないタイプの人々が「コレクター」といわれる人々です。あまりコレクターの悪口を言うと逆ねじを食らわされそうだし、そもそも他人の趣味に容喙するのは野暮なので、「セレブ殺人」を見ていただくことにしましょう <img src='http://jazz.fukao.info/wp-includes/images/smilies/icon_cool.gif' alt='8)' class='wp-smiley' /> </p>
<p>このアルバムはMGM Verve の溝あり盤で持っています。はぁ？上で言ったことは何なんだ！と言われそうですが、実は血眼になって捜し求めたわけでもなければ、大枚を叩いて買ったわけでもなく、縁あって手元に来ているだけです。簡単に言えばこのレコードを聴きたいなと思って廃盤屋さんで買ったらそういうレコードだったってことです。もっともそっちの知識はないので、たまたま遊びに来た「コレクター氏」が裁定して帰っていったのを受け売りで言っているだけなんですが。原題は <em>Hawkins! Alive" at the Village Gate</em> 。「ホーキンスは生きている」なんて失礼なタイトルですが、彼は生前から伝説の人だったんです。邦題『ジェリコの戦い』のほうが日本のジャズファンにとっては馴染み深いタイトルです。</p>
<p>コールマン・ホーキンス、あだ名はビーン。「ジャズ・テナーの父」と呼べる人です。彼がフレッチャー・ヘンダーソン楽団に在籍していた1924年、ルイ・アームストロングがこの楽団に入りその天才的なプレイを披露しました。これを聴いたホーキンスは、天啓を受けがた如く悟るところがあり、それまでのリズム的にカクカクした感じのプレイだったものが、アームストロングとの共演を経て徐々にジャズ・テナーらしいスタイルに変貌していく様は、フレッチャー・ヘンダーソンの『挫折の研究』第1集に耳を傾けると明らかになります。1934年に渡欧し、スター・ソロイストとしてジャンゴ・ラインハルトやベニー・カーターらと演奏をし、戦雲が暗くなった1939年、再びアメリカに戻って吹き込んだ "Body and Soul"（身も心も）は歴史的名演となり、広範な影響をジャズ界に及ぼしました。特にベン・ウェブスターやレオン・チュー・ベリーはホーキンス派といってよく、レスター・ヤングを除くほとんどのテナー奏者の元となったのがコールマン・ホーキンスであるわけです。ビ・バップの時代になると、このトレンドに背を向けたベテランやバップを超えて次代に影響を与えたレスター・ヤングとは逆に、このバップイディオムを積極的に吸収し、ロリンズやコルトレーンにも深い影響を与えました。</p>
<p>1962年8月13日と15日、ニューヨークの名門クラブ『ヴィレッジ・ゲイト』で吹き込んだライブアルバムがこれです。メンツはビーンのほか、トミフラのピアノ、メジャー・ホリーのベース（この人はアルコで弾きながらスキャットを歌う奏法で有名です）、ドラムはエド・ロックです。A面冒頭は "All the Things You Are"。この曲は頻繁に転調する曲でコード感がもともと強いためにバップで好んで取り上げられます。パーカーが全編即興演奏で挑んだ「バード・オブ・パラダイス」はこの曲です。ビーンの場合はそんなことに囚われず、とにかくブフォーン、ブフォーンとテナーの音色を全開して吹いているところが魅力です。トミフラのソロはピシッと決まって心地よい。2曲目 "Joshua Fit the Battle of Jericho" は「ジェリコの戦い」という邦題のほうが有名な黒人霊歌です。この曲、無伴奏でビーンが一発目を吹いた後、左のスピーカーから飛び出してくるメジャー・ホリーのベースがとにかく太くて力があって凄い。ホーキンスのテナーも、「何で金属製のサックスが木管楽器なんだ？」という疑問を一発で解消してくれるように、リードの「木の音」がはっきり分かる音色でサックス好きにはたまりません。トミフラのピアノはちょっとオフった感じの録音ですが、エモーショナルなソロで思わず耳を傾けてしまいます。またホーキンスに合わせたのでしょうか、アール・ハインズのようなソロです。メジャー・ホリーの典型的なソロと続き、ビーンが自由なソロを取りつつテーマになだれ込んでいきます。</p>
<p>B面は1曲目が "Mack the Knife"。トミフラの可憐なイントロに続いて、ぶっきらぼうなテナーが出て来ます。ところでこの曲は、つまり『サキコロ』の「モリタート（マック・ザ・ナイフ）」。どちらにも参加しているトミフラはどうしているでしょう？さすが！「モリタート」でのロリンズのフレーズを後半で引用しまくっています。ベースのソロを受けて後テーマに入ったビーンまで「ホーキンス風ロリンズ」で吹いたりしています。この辺の「ソースは隠さないどころか、積極的にパロディーにする」というジャズ的精神は、普段ジタジタと論文なんぞに取り組んで「影響とオリジナルの境」で精神を湿らせている人間にとっては、もう完全な癒し系音楽です。私のことなんですけれどね。</p>
<p>最後はホーキンスの典型的なバラード吹奏で演じられる、"Talk of the Town"。邦題は「町の噂」。縦方向のコードトーンを並べて吹くホーキンス・バラードは上でも触れた「身も心も」で顕著ですが、ここでも、老いたりとはいえその特色は健在です。</p>
<p>近代ホーキンスを聴くならこのレコードがいいかと思います。しかし伝説的「身も心も」はやはり多くの人に聴いて欲しいなと思います。</p>
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