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	<title>jazz.fukao.info &#187; Lewis, John</title>
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	<description>&#34;Louis Armstrong, Charlie Parker.&#34; (Miles Davis summarizing the history of jazz)</description>
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		<title>Clifford Brown: New Star on the Horizon (Blue Note)</title>
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		<pubDate>Fri, 01 Feb 2008 13:05:38 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Blakey, Art]]></category>
		<category><![CDATA[Brown, Clifford]]></category>
		<category><![CDATA[Lewis, John]]></category>
		<category><![CDATA[trumpet]]></category>

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		<description><![CDATA[日記ブログのほうで『美味しんぼ』の記事を書きましたが、その際10インチ盤について言及しました。レコードのLPにはサイズで12インチ(30cm)と10インチ(25cm)があり、初期のジャズLPには、よくこの10インチ盤が用いられていました。しかし12インチ]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src='http://jazz.fukao.info/img/brownmemorial.jpg' alt='new star' /></p>
<p>日記ブログのほうで<a href="http://fukao.info/2008/01/24370.php">『美味しんぼ』の記事</a>を書きましたが、その際10インチ盤について言及しました。レコードのLPにはサイズで12インチ(30cm)と10インチ(25cm)があり、初期のジャズLPには、よくこの10インチ盤が用いられていました。しかし12インチに比べると、当然ながら収録時間が短く、アドリブの発達とそれに伴う収録時間の延長化によって12インチが主流になっていったわけです。</p>
<p>この10インチオリジナルは、おそらくコレクターという人々からすると垂涎の的なのでしょうが、私はそれほど興味がありませんでした。しかし、数年前東芝EMIからブルーノート(そして後にはベツレヘムなど他レーベル）の10インチが復刻されたことがあり、その際にできるだけ持っているCDやレコードと重複しないように集めたことがあります。今回紹介する『クリフォード・ブラウン―ニュー・スター・オン・ザ・ホライズン』もそのときに買った一枚です。しかし、これはBNのクリフォード関係をまとめた名盤『クリフォード・ブラウン・メモリアル・アルバム』と重複しまくり、というか全曲が納まっています。この10インチ復刻は完全予約制で、私もカタログを見ながら被らないように被らないように注文し、その時点ではこのアルバムを当然除外していました。それで当日品物を取りに行くと、いろいろよくしてくれていた店員さんが「私は『クリフォード』を一枚買いましたよ」といって見せてくれたわけです。実物を見ると、しかしなんとも欲しくなるもので「やっぱり僕も注文しておけばよかった」と言うと、「お譲りしますよ」とのこと。そのまま買って帰ったというわけです。</p>
<p>録音は1953年8月28日。メンバーはクリフォード･ブラウン(tp)、ジジ･グライス(as, fl)、チャーリー･ラウズ(ts)、ジョン･ルイス(p)、パーシー･ヒース(b)、アート･ブレイキー(ds)のセクステット編成。<br />
A面1曲目は "Cherokee"。"All the Things You Are" や "How High the Moon" と並ぶバップの聖典です。曲の最初と終わりにアレンジがありますが、あとはクリフォードのソロ。1コーラス目はジョン･ルイスのピアノが弾くチェロキーのメロディーの上空でブラウニーのペットがアドリブを炸裂させます。後にブラウン?ローチ双頭クインテットで絶世の名演を繰り広げるこの曲は、その演奏の冒頭でハロルド･ランドとブラウニーが互いに半コーラスずつメロディーとアドリブを対位法的に吹き分けています。その原型は実にここにあるわけですね。1コーラス目のサビに入ったところはパーカーの影響がもろに出ています。2コーラス目。ピアノがコンピングに変わり、より自由に飛翔するブラウニーが聞けます。2曲目の "Easy Living" がこれまた名演。ちょうどストリングスのようにアレンジされたバックを従えて、素晴らしいバラード演奏を繰り広げています。途中ダブルテンポになるところでナミダモノのフレーズが出ます。3曲目は クインシー･ジョーンズの "Wail Bait"。ラテンリズムのイントロに続いて整然としたアレンジのテーマが演奏されます。ソロの先発はジョン･ルイス。続いてジジのアルト。再びテーマが繰り返されたあと、満を持してブラウニーの輝かしいソロが炸裂します。次がラウズのテナーですが、やはりブラウニーには誰もかなわない。</p>
<p>B面1曲目はクリフォードのオリジナルで "Minor Mood"。イントロは冒頭がメジャーなのにマイナーになっていく不思議な曲想。テーマは『クールの誕生』の "Jeru"に似たようなメロディーで、ちょっとトリスターノ楽派の風味も入っています。そのせいかブラウンのソロも長く起伏に富んだホリゾンタルなライン。続くジジ、ラウズのサックスもそうで、なんだかリー･コニッツのセッションを聴いているような感じがします。2曲目の "Hymn of the Orient" はジジ･グライスの曲。哀愁のあるテーマです。ブラウニーが先発。曲の哀感を保ったまま目くるめくソロを展開します。ラウズとジジは半コーラスずつソロを取り、ピアノのジョン･ルイスが美しいソロを取ります。ドラムと各楽器との4バースを経て後テーマになだれ込みます。3曲目の "Brownie Eyes" はタイトル通りクリフォードのペットを全面にフィーチャーしたクインシーのバラード。A面の「イージー･リビング」と対になるような名バラードです。</p>
<p>最近このジャケット･デザインで『メモリアル･アルバム』が再発されたようです。しかも別テイクを含めると計18曲、3倍も入っています。『メモリアル･アルバム』は従来のジャケット写真のほうがよいような気もしますがRVGリマスターということで、音質も楽しみです。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B000XAMEOC&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
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		<title>Charlie Parker: Swedish Schnapps (Verve)</title>
		<link>http://jazz.fukao.info/2007/08/31163.php</link>
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		<pubDate>Fri, 31 Aug 2007 10:07:08 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[alto sax]]></category>
		<category><![CDATA[Davis, Miles]]></category>
		<category><![CDATA[Dorham, Kenny]]></category>
		<category><![CDATA[Lewis, John]]></category>
		<category><![CDATA[Parker, Charlie]]></category>
		<category><![CDATA[Roach, Max]]></category>

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		<description><![CDATA[パーカーを聴くならなにから聴いたらいいかという質問はよく出るものですが、自分の場合を振り返ってみると次のような順番で求めていきました。最初に買ったのはこのブログでも散々触れていますが With Strings。これを買った頃は、]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src='http://jazz.fukao.info/img/swedish.jpg' alt='Swedish Schnapps' class="jack" /></p>
<p>パーカーを聴くならなにから聴いたらいいかという質問はよく出るものですが、自分の場合を振り返ってみると次のような順番で求めていきました。最初に買ったのはこのブログでも散々触れていますが <em><a href="http://jazz.fukao.info/2006/05/2413.php">With Strings</a></em>。これを買った頃は、途中で出てくるオーボエやハープなんかにも耳を傾けていましたが、それでも徐々にパーカーのラインを聴き取ることができるようになり、"April in Paris", "Summertime", "Just Friends" などを好んで聴いていました。気をよくして次に買ったのが <em><a href="http://jazz.fukao.info/2007/07/2073.php">On Dial Vol. 1</a></em> です。たぶん帯のフレーズを読んで買ったのでしょう、驚きました。16曲入っていると思って買ったら同じ曲が出てくるわ出てくるわ、そう｢別テイク｣です。CD時代ならスキップで飛ばしたりプログラム再生できますが、LPだとそうも行きません。ジャズを聴き始めた頃なので訳も分からず、ライナーノーツを読むと「テイクごとにアドリブ・フレーズの全く違うところが驚きだ！｣などと書いてあるわけですが、こっちとしては「3曲も同じ曲が続くところが驚きだ！」なわけです。「途中で切られた曲が出てくるのはもっと驚きだ！｣なわけです。</p>
<p>おまけに連続攻撃が終わって、1曲ずつ違う曲が入っていると思い安心したら、これが｢ラバーマン・セッション｣。聴いていて「え゛ーっ！」となります。なんか陰鬱で辛そうな演奏が4曲も続いているのですから。今の耳で聴けば、パーカーが何をやっているのか、テイクごとにどう違ってどう優れているのか、｢ラバーマン・セッション｣がどれほど天才の不思議さを伝えているのか、などなど理解できるわけですが、当時としてはさっぱり、「意味わかんねぇ」とはこのことでした。「変なレコード掴んじゃったなぁ」というのが正直な感想です。</p>
<p>次に買ったのが今日紹介する <em>Swedish Schnapps</em> でした。油井先生が「ヴァーヴのバードはダメだと言うが、『スウェディッシュ・シュナップス』や『ナウズ・ザ・タイム』を聴いてみたまえ。素晴らしいから」と何かで書いていたので買い求めたわけです。本当は「ヴァーヴのバードはダメだ」と言われていることすら知らなかったのですけれどね。</p>
<p>このアルバムはブルースが多く吹き込まれている点と、マイルス入りのセッションが聞ける点が特色です。</p>
<p>1曲目 "Si Si" はFのブルース。ソロ1コーラス目のGm7-C7のところで、典型的なパーカーの節回しが炸裂します。2,3曲目の "Swedish Schnapps" はB♭循環。3曲目（別テイク）のサビの部分で優れたアドリブが聴けます。ジョン・ルイス(p)も味のあるソロを取っています。4,5曲目 "Back Home Blues" はCのブルース。ここでも1コーラス目のトゥーファイブで入念な節が聴けます。パーカーのソロは5曲目(別テイク)のほうがよいような気もしますが、ちょこっととちっているのでお蔵入りされたのでしょう。6曲目の "Lover Man" は、あの「ラバーマン・セッション」から5年。今回は見違えるようによくなったかというと、不思議なものでなんとなくぎこちない。エンディングはパーカーがたまにやるクラシック音楽のパロディーです。</p>
<p>7曲目はCDだと "Blues for Alice" ですが、LPではB面1曲目の "Au Privave" でした。CDで7曲目に来たのは、この曲が上の6曲と同じ51年8月8日のセッションだからで、正しい順番に戻したといえるでしょう。 "Blues for Alice" はFのブルースで、パーカーの中では比較的遅めの160です。これは "Billie's Bounce" と同じぐらいなので、B♭7のところで上のルートから下のルートまでダラララと落ちていく、典型的な手癖フレーズが出ています。</p>
<p>8,9曲目が "Au Privave" でFのブルースです。ここから51年1月17日のマイルス入りのセッション。これも名作でマイルスもなかなか張り切ったソロをとっています。10,11曲目の "She Rote" は｢アウト・オブ・ノーウェア｣のコードを使ったオリジナル。ミュートのマイルスが優れています。若きマイルスの代表的なミュートソロといえます。</p>
<p>12曲目の "K.C. Blues" はかなりゆっくりとレイドバックした感じのCのブルース。K.C.とは｢カンザスシティー｣のこと。マイルスのぎこちないソロを挟んで、パーカーが自由自在にソロを繰り広げます。13曲目 "Star Eyes" はスタンダード。こういうスタンダード曲のテーマ解釈は、まさに「ウィズ・ストリングス」を彷彿とさせます。自由に崩しながらテーマを吹いたあと、マイルス、ウォルター・ビショップのソロが続き、再び自由に崩したパーカーによるテーマ演奏が聴けます。</p>
<p>CDだとここに "Segment", "Diverse", "Passport (1 &#038; 2)" が追加されますが、この4曲が共に2ホーン(アルトとペット)のクインテット編成で、これが加わることで｢ヴァーヴのクインテットが網羅される」という事情から追加されたわけです。 "Segment" と "Diverse" は同じ曲のテイク違い。逆に "Passport" は1と2になっていますがまったく別の曲で、1がブルース、2は循環です。｢別テイク｣などと書いているサイトがありましたが、間違いです。</p>
<p>セッションデータはパーカーに加えて、1-7がレッド・ロドニー(tp)、ジョン・ルイス(p)、レイ・ブラウン(b)、ケニー・クラーク(ds)で1951年8月8日、8-13がマイルス(tp)、ウォルター・ビショップ(p)、テディー・コティック(b)、マックス・ローチ(ds)で51年1月17日です。追加曲(14-17)はケニー・ドーハム(tp)、アル・ヘイグ(p)、トミー・ポッター(b)、マックス・ローチ(ds)で、49年5月5日の吹き込みです。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B00008K75N&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
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		<item>
		<title>Sonny Stitt: Sonny Stitt, Bud Powell &amp; J.J. Johnson (Prestige)</title>
		<link>http://jazz.fukao.info/2007/07/2276.php</link>
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		<pubDate>Sat, 21 Jul 2007 16:10:50 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Johnson, J.J.]]></category>
		<category><![CDATA[Lewis, John]]></category>
		<category><![CDATA[Powell, Bud]]></category>
		<category><![CDATA[Roach, Max]]></category>
		<category><![CDATA[Stitt, Sonny]]></category>
		<category><![CDATA[tenor sax]]></category>

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		<description><![CDATA[ソニー・スティットはアルト、テナーの両刀遣いだけれど、パーカー存命中はアルトを吹かずにテナーをもっぱらにしていたといわれています。このアルバムは、SP時代のバップのセッション2つを集めたアルバムで、タイトルも]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src='http://jazz.fukao.info/img/stittpowell.jpg' alt='Stitt, Powell &#038; JJ' class="jack" /></p>
<p>ソニー・スティットはアルト、テナーの両刀遣いだけれど、パーカー存命中はアルトを吹かずにテナーをもっぱらにしていたといわれています。このアルバムは、SP時代のバップのセッション2つを集めたアルバムで、タイトルも『スティット、パウエル＆JJ』と単に参加者の名前を並べただけのものです。おまけにバド・パウエルとJJ・ジョンソンは共演していない別のセッションの演奏を編集したもの、実にいい加減なネーミングですが、内容はひたすら濃い。それはバド・パウエルが全盛期を迎えて最高の演奏を繰り広げているからです。バド・パウエルが「プレスティッジ」レーベルに残したのはここでの8曲だけだといわれていますが、その影には面白いエピソードがあった。ライナーノーツの油井先生の記事を引用しましょう。</p>
<blockquote><p>このセッションを通じてスティットは、終始パウエルを立て「偉大なパウエルさん」という尊敬とも皮肉ともつかぬ呼びかけをしていたが、これがパウエルの気分をよくし、迫力あるプレイを見せる原因になったのだそうだ。そこまではよかったが、ついにその気になったパウエルは、副調室にいた社長のワインストックを呼びつけ、「おい太っちょ、表にいってサンドイッチを買ってきな」とやった。座がいっぺんに白けてしまい、ワインストックは二度とこの無礼なパウエルを録音しなかったのである。</p></blockquote>
<p>しかし、スティットの努力のおかげで、この日のバドは凄まじく火の出るようなソロを取っています。メンツはソニー・スティット(ts)とバド(p)、カリー・ラッセル(b)、そしてドラムがマックス・ローチです。いわばバドのトリオにスティットが加わった感じです。一曲目の"All God's Children Got Rhythm"（神の子は皆踊る）はチョッパヤのテンポで一気に畳み掛けるようなソロになっています。バドはこの曲と相性がよいらしく、トリオによるヴァーヴの『<a href="http://jazz.fukao.info/2006/05/2524.php">ジャズ・ジャイアント</a>』でもこの曲を取り上げています。</p>
<p>2曲目の"Sonny Side"はどう聴いてもパーカーの"Dexterity"、"Dexterity"がデクスター・ゴードンにちなんで名づけられたタイトルであるため、スティットが洒落で自分の名前を入れて「ソニー・サイド」としたのでしょう。当然B♭循環です。3曲目の"Bud's Blues"はタイトルとは裏腹にソニー・スティットの作曲したブルースです。4曲目の "Sunset" ははっきりいってスタンダードの"These Foolish Things"です。まあ、露骨な使用料対策 <img src='http://jazz.fukao.info/wp-includes/images/smilies/icon_razz.gif' alt=':-P' class='wp-smiley' />  。そのおかげではっきり分かるのは、スティットがテナーの場合レスター・ヤングの弟子といえることです。かなりバップのフレーバーを入れていますが、バラード解釈の骨格はレスター・ヤングのものとそっくりです。バド・パウエルはバックでのコンピングに徹していますが、バックでも個性がはっきりと分かるのがバドやモンクの特徴ですね。</p>
<p>5?6曲目は"Fine and Dandy"の2テイク。ここではバドとスティットが丁々発止、ソロの真剣勝負を繰り広げています。これだけなぜ2テイクあるのかというと、テイク1ではスティットを押しのけるようにしてバドがソロを取っているんですね。演奏としては欠点のように見えてもジャズとしてはよりリアリティーがあるので、ワンコーラスずつソロ交代をした完成度の高いテイク2とあわせて収録したものと思われます。</p>
<p>7?8曲目の"Strike Up the Band"、"I Want Be Happy"は日本のモダンジャズ黎明期に録音された夭折の天才ピアニスト守安祥太郎による『モカンボ・ジャム・セッション』でも演奏されていて、しかもただ演奏されているだけでなく、コンセプトやソロのアイデアなどこのセッションにクリソツといっても過言ではありません。よほど聴き込んで分析し影響を受けたのでしょう。そう言えば3曲目の「バドのブルース」も秋吉敏子が「敏子のブルース」として吹き込んでいたりして勉強の後をうかがわせます。そういう意味でこのアルバムには日本モダンジャズの母乳であったという側面もあるんですね。</p>
<p>8曲目の"Taking a Chance of Love"はどちらかといえば和んだ感じの演奏で、パウエルセッションの締めとなっています。</p>
<p>このアルバムはSP時代の3分芸術なので、1曲1曲はあっという間に終わってしまいますが、集中して耳を傾けるとものすごい気迫が伝わってきます。</p>
<p>J.J.ジョンソンの参加した後半のセッションはバドに代わってジョン・ルイスが、カーリー・ラッセルに代わってネルソン・ボイドがベースとして加わっていますが、ジョン・ルイスが参加したこととJJのトロンボーンの丸みのある音色で趣味のよい演奏に仕上がっています。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B0007OE5SW&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
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		<item>
		<title>The Modern Jazz Quartet: European Concert (Atlantic)</title>
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		<pubDate>Thu, 28 Jun 2007 16:48:54 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[group]]></category>
		<category><![CDATA[Lewis, John]]></category>
		<category><![CDATA[The Modern Jazz Quartet]]></category>

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		<description><![CDATA[MJQ (The Modern Jazz Quartet)はどのアルバムを聴いても良く（初期のケニー・クラークは少し浮いている気もしますが）、『ジャンゴ』、『フォンテッサ』、『コンコルド』、『ピラミッド』といったレコーディング4大名盤も素晴らしいし、映画音楽でも]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://jazz.fukao.info/img/mjqeuro.jpg" class="jack" alt="Modern Jazz Quartet European Concert" /><br />
MJQ (The Modern Jazz Quartet)はどのアルバムを聴いても良く（初期のケニー・クラークは少し浮いている気もしますが）、『ジャンゴ』、『フォンテッサ』、『コンコルド』、『ピラミッド』といったレコーディング4大名盤も素晴らしいし、映画音楽でもある『たそがれのヴェニス』なども優れた名盤です。</p>
<p>おそらくあまりジャズを聴いたことのない人に、ジャズの典型的なイメージを求めると、MJQのように全体はクールでかつ部分はファンキーな演奏を思い浮かべるのではないでしょうか？</p>
<p>私事ですが、ジャズを聴き始めたころ、やはりこのMJQに嵌り、ちょうど日本武道館でリユニオン･コンサートを開くことになって来日した折、武道館まで田舎の高校生として出かけました。お金がないので、近所の中学生が英語を教えてくれる人を求めていたのを聞きつけて、母親の伝で紹介してもらい、2ヶ月ほど中学英語を教えてあげて捻出したお金で行きました。会場には錚々たる著名人（今で言うセレブ）が来ていました。油井先生とはその前に一度お会いしたことがあってご挨拶をしたほか、高嶋忠夫夫妻、タモさん、ヒノテル氏などもお見かけしました。途中トイレに迷い、武道館の構造もあって一周していると、彼らの楽屋の前にたどり着いてしまい、警備員にとがめられているところをパーシー･ヒースに助けてもらい、その恩も忘れて、精一杯の英語でミルト・ジャクソンに向かって"I'm a fan of yours"といった思い出があります <img src='http://jazz.fukao.info/wp-includes/images/smilies/icon_smile.gif' alt=':-)' class='wp-smiley' />   子供にベースラインは難しすぎたのです・・・</p>
<p>今回紹介する『ヨーロピアン・コンサート』は、MJQ全盛時代のライブ録音です。上に挙げたような名作を丹念に一枚一枚聴いていくのも一つですが、このような名曲ライブを聴くこともMJQに限ってはありだと思っています。というのも、スタジオ録音が、どうしても「静」に傾くきらいがあるのに対して、ライブだと「動」に傾き、よい意味で彼らが本音を繰り広げたり、歓声に乗ってコーラスを増やしてアドリブしたりするからです。それでも、ユニットとしてのまとまりは壊していない、絶妙なバランスの上に成り立っているのがこのアルバムです。</p>
<p>私が特に好きなのは、冒頭の"Django"から、レイドバックしたミルト･ジャクソンの"Bluesology"にかかるところ、そして、トレイドマークともいうべき"Bug's Groove"が終わって「四月の思い出」に繋がっていくところなどです。</p>
<p>MJQの買い方としては、これと『ラスト・コンサート』を最初に購入し、続いて気に入った曲を各アルバムに当たって原点を見ていくのがかしこいやり方だと思っています。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B00000G68D&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
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	</item>
		<item>
		<title>John Lewis: Grand Encounter (Pacific)</title>
		<link>http://jazz.fukao.info/2006/05/2415.php</link>
		<comments>http://jazz.fukao.info/2006/05/2415.php#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 24 May 2006 14:55:22 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Lewis, John]]></category>
		<category><![CDATA[piano]]></category>

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		<description><![CDATA[西海岸のパシフィックというレーベルには美麗ジャケットが多い反面、内容はほんわかし過ぎて食い足りないものが多いという印象があります。ブルーノートはともかくプレスティッジや同じ西海岸のコンテンポラリーに比べ]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="jack" src="http://fukao.info/img/grandenc.jpeg" alt="grand encounter" /><br />
西海岸のパシフィックというレーベルには美麗ジャケットが多い反面、内容はほんわかし過ぎて食い足りないものが多いという印象があります。ブルーノートはともかくプレスティッジや同じ西海岸のコンテンポラリーに比べてもガツンとくる作品の比率が低いことはたしかで、こうした印象が積分的には正しいのは事実です。</p>
<p>しかし微分的にはジャケット･内容ともに優れた作品があり、今日挙げたこの『グランド･エンカウンター』もその一枚です。一曲目の"Love Me or Leave Me"。ピアノがジョン･ルイス、ベースがパーシー･ヒースということもあり、ＭＪＱ的なイントロとテーマの直後に入ってくるビル･パーキンスの渋くて丸いテナーサックス。理想的なテナーではないですか？この一曲だけでもアルバム全体の価値があるでしょう。</p>
<p>つづく"I Can't Get Started"はピアノトリオですが、ジョン･ルイスらしい典雅な演奏の中に時折見せるＭＪＱ的サウンドが特徴。さて次の"Easy Living"はビリー･ホリデイとレスター･ヤングの演奏が有名ですが、レスターを師匠･アイドルとするビル･パーキンスがサブトーンも豊かに名演を聴かせます。そのあとのブルース"2°East /3°west"でタネ明かしがされます。つまり、このメンツは東海岸の二人の人間（ジョン･ルイスとパーシー･ヒース）と西海岸の三人の人間（ビル･パーキンス、チコ･ハミルトン、ジム･ホール）の「大いなる邂逅(grand encounter)」であったと。この一曲がアルバム全体のハイライトではないですか？たんに私がブルース好きという話もありますが（笑）</p>
<p>ジャケットは中西部の美人娘が干し草か牧草の上で、ペーパーバックを脇に置いて微笑みかけている写真です。もちろん写真家はウィリアム･クラックストン。ジャケットといい演奏といい一枚のアルバム作品として完璧に近い出来です。ただ一点問題があるとすれば、このアルバムを聴いて「テナーのビル･パーキンス」に惚れてはいけないということです。この一枚に惚れて、それでなくとも見つけづらい彼のアルバムを見つけ、片っ端から買い込んだとしても、この一枚に匹敵するような満足感は得られません。ここでのビルはいつもと違うんです。いや、畢生（ひっせい）の名演をしちゃったんです。アート･ペッパーのように、ある日憑き物が落ちたように全然フレーズがでなくなるミュージシャンに対して、彼はある日突然憑き物がついて名演をしてしまったんですね。秋吉敏子が自分のバンドの「テナー」ではなく「バリトン」として彼を迎えたことが理解できます。</p>
<p>最初の100枚に入っていていい一枚です。</p>
<p>この記事で取り上げたCD</p>
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