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	<title>jazz.fukao.info &#187; Flanagan, Tommy</title>
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	<description>&#34;Louis Armstrong, Charlie Parker.&#34; (Miles Davis summarizing the history of jazz)</description>
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		<title>Tommy Flanagan: Sea Changes (Alfa Music)</title>
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		<pubDate>Wed, 05 Sep 2007 14:44:59 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Flanagan, Tommy]]></category>
		<category><![CDATA[piano]]></category>

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		<description><![CDATA[これまでも少し書いてきたように、高校時代インチキ・アルバイトをしてはお金を貯めてライブ（というよりコンサートですね）によく出かけていました。ベニー・グッドマン、サラ・ボーン、MJQ、そして寒風西新宿マイルス、]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src='http://jazz.fukao.info/img/seachange.jpg' alt='Sea Changes' class="jack" /></p>
<p>これまでも少し書いてきたように、高校時代インチキ・アルバイトをしてはお金を貯めてライブ（というよりコンサートですね）によく出かけていました。ベニー・グッドマン、サラ・ボーン、MJQ、そして寒風西新宿マイルス、近藤等則など、どれも印象的でしたが、最も印象的だったのはビル・エバンスの来日コンサートでした。なぜなら、直前に亡くなってキャンセルになってしまったのですから。この件についてはいずれエバンスの項で書こうと思っています。こんなにフラフラ出かけられたのは結局「生活費」を親がまるがかりで見てくれているからということが大学に入ると痛感されるわけです。</p>
<p>大学に入ると、一人暮らしで学費や生活費を自分で面倒見なければいけないので、一気にコンサートやライブに足を運ぶ機会が減りました。それどころかスレテオ道具も持ち込めない寮生活だったので、実家で何本かダビングしたテープを延々聴く生活ですから、ライブなんてとんでもない。それに諸活動と勉強があるので時間もなく、ほとんど行けませんでした。</p>
<p>その反動で、仕事についてからは頻繁に出かけるようになり、今回紹介するアルバムのプロモーションを兼ねてトミフラがブルーノート東京に来た時も出かけました。ブルーノートに一人で行くのは精神上不可能なのですが、ネットを通じてジャズ仲間ができるのはこの後のことなので、この頃のライブには学生を連れて行きました。帰りが遅くなるので男子学生のみです。行く前にこのCDをテープに録って渡し、当日までに聴いてくるように課題を出したりしました。全くやくざな教師です <img src='http://jazz.fukao.info/wp-includes/images/smilies/icon_cool.gif' alt='8)' class='wp-smiley' /> ライブ会場では寺島さんにお会いして少し話を伺えたりして非常に楽しいライブでしたが、トミフラが禁煙中ということで前列の灰皿を全部片付けられてしまい、「おいおい、『エクリプソ』のジャケはどうなんだよ？あんなでかいパイプ銜えていたくせに」とやや釈然としない思いもしましたがね。</p>
<p>このアルバムは、名盤『オーバーシーズ』のリメイクというか「現時点での『オーバーシーズ』」を吹き込んだもので、5曲が両アルバムに共通しています(｢ヴェルダンディ｣、｢ダラーナ｣、｢エクリプソ｣、｢ビーツ・アップ｣、｢カマリロ｣）。また7曲目の "Between the Devil and the Deep Blue Sea" (｢絶体絶命｣)も、『ハロルド・アーレン集』で演奏しており、このときのプロデューサーはなんとヘレン・メリルです。さて、このアルバムのメンバーはクリス・クロス・レーベルでも活躍している4ビートの若手ピーター・ワシントン(b)とルイス・ナッシュ(ds)。ライブもこのメンツだったので寺島さんが聴きに来ないわけがない。案の定ルイス・ナッシュの横に陣取ってドラムを聴いていらっしゃいました。</p>
<p>このアルバムは日本制作盤でオーディオ・マニア・オリエンティッドでもあるのか、非常に音がいい。録音エンジニアはジム・アンダーソン。ドラムのスティックがシンバルに当たる時の｢カツッ｣というような芯の太い音まで捉えられていて、うちの安いキカイでも充分に再生されます。ピアノトリオの名盤、名録音盤といってもいいでしょう。いまは廃盤ですが、中古で安く手に入ります。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B0000014NX&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
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		<title>Coleman Hawkins: Hawkins! Alive! (Verve)</title>
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		<pubDate>Tue, 04 Sep 2007 16:34:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Flanagan, Tommy]]></category>
		<category><![CDATA[Hawkins, Coleman]]></category>
		<category><![CDATA[tenor sax]]></category>

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		<description><![CDATA[『相棒』という刑事ドラマが好きで欠かさず見ていますが、先日再放送でもやっていた「セレブ殺人」というエピソードでは「モノに執着することの不幸」を描いていて印象的でした。私自身、ジャズと関わってきて一番理解]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src='http://jazz.fukao.info/img/jericho.jpg' alt='Jericho' class="jack" /></p>
<p>『相棒』という刑事ドラマが好きで欠かさず見ていますが、先日再放送でもやっていた「セレブ殺人」というエピソードでは「モノに執着することの不幸」を描いていて印象的でした。私自身、ジャズと関わってきて一番理解できないタイプの人々が「コレクター」といわれる人々です。あまりコレクターの悪口を言うと逆ねじを食らわされそうだし、そもそも他人の趣味に容喙するのは野暮なので、「セレブ殺人」を見ていただくことにしましょう <img src='http://jazz.fukao.info/wp-includes/images/smilies/icon_cool.gif' alt='8)' class='wp-smiley' /> </p>
<p>このアルバムはMGM Verve の溝あり盤で持っています。はぁ？上で言ったことは何なんだ！と言われそうですが、実は血眼になって捜し求めたわけでもなければ、大枚を叩いて買ったわけでもなく、縁あって手元に来ているだけです。簡単に言えばこのレコードを聴きたいなと思って廃盤屋さんで買ったらそういうレコードだったってことです。もっともそっちの知識はないので、たまたま遊びに来た「コレクター氏」が裁定して帰っていったのを受け売りで言っているだけなんですが。原題は <em>Hawkins! Alive" at the Village Gate</em> 。「ホーキンスは生きている」なんて失礼なタイトルですが、彼は生前から伝説の人だったんです。邦題『ジェリコの戦い』のほうが日本のジャズファンにとっては馴染み深いタイトルです。</p>
<p>コールマン・ホーキンス、あだ名はビーン。「ジャズ・テナーの父」と呼べる人です。彼がフレッチャー・ヘンダーソン楽団に在籍していた1924年、ルイ・アームストロングがこの楽団に入りその天才的なプレイを披露しました。これを聴いたホーキンスは、天啓を受けがた如く悟るところがあり、それまでのリズム的にカクカクした感じのプレイだったものが、アームストロングとの共演を経て徐々にジャズ・テナーらしいスタイルに変貌していく様は、フレッチャー・ヘンダーソンの『挫折の研究』第1集に耳を傾けると明らかになります。1934年に渡欧し、スター・ソロイストとしてジャンゴ・ラインハルトやベニー・カーターらと演奏をし、戦雲が暗くなった1939年、再びアメリカに戻って吹き込んだ "Body and Soul"（身も心も）は歴史的名演となり、広範な影響をジャズ界に及ぼしました。特にベン・ウェブスターやレオン・チュー・ベリーはホーキンス派といってよく、レスター・ヤングを除くほとんどのテナー奏者の元となったのがコールマン・ホーキンスであるわけです。ビ・バップの時代になると、このトレンドに背を向けたベテランやバップを超えて次代に影響を与えたレスター・ヤングとは逆に、このバップイディオムを積極的に吸収し、ロリンズやコルトレーンにも深い影響を与えました。</p>
<p>1962年8月13日と15日、ニューヨークの名門クラブ『ヴィレッジ・ゲイト』で吹き込んだライブアルバムがこれです。メンツはビーンのほか、トミフラのピアノ、メジャー・ホリーのベース（この人はアルコで弾きながらスキャットを歌う奏法で有名です）、ドラムはエド・ロックです。A面冒頭は "All the Things You Are"。この曲は頻繁に転調する曲でコード感がもともと強いためにバップで好んで取り上げられます。パーカーが全編即興演奏で挑んだ「バード・オブ・パラダイス」はこの曲です。ビーンの場合はそんなことに囚われず、とにかくブフォーン、ブフォーンとテナーの音色を全開して吹いているところが魅力です。トミフラのソロはピシッと決まって心地よい。2曲目 "Joshua Fit the Battle of Jericho" は「ジェリコの戦い」という邦題のほうが有名な黒人霊歌です。この曲、無伴奏でビーンが一発目を吹いた後、左のスピーカーから飛び出してくるメジャー・ホリーのベースがとにかく太くて力があって凄い。ホーキンスのテナーも、「何で金属製のサックスが木管楽器なんだ？」という疑問を一発で解消してくれるように、リードの「木の音」がはっきり分かる音色でサックス好きにはたまりません。トミフラのピアノはちょっとオフった感じの録音ですが、エモーショナルなソロで思わず耳を傾けてしまいます。またホーキンスに合わせたのでしょうか、アール・ハインズのようなソロです。メジャー・ホリーの典型的なソロと続き、ビーンが自由なソロを取りつつテーマになだれ込んでいきます。</p>
<p>B面は1曲目が "Mack the Knife"。トミフラの可憐なイントロに続いて、ぶっきらぼうなテナーが出て来ます。ところでこの曲は、つまり『サキコロ』の「モリタート（マック・ザ・ナイフ）」。どちらにも参加しているトミフラはどうしているでしょう？さすが！「モリタート」でのロリンズのフレーズを後半で引用しまくっています。ベースのソロを受けて後テーマに入ったビーンまで「ホーキンス風ロリンズ」で吹いたりしています。この辺の「ソースは隠さないどころか、積極的にパロディーにする」というジャズ的精神は、普段ジタジタと論文なんぞに取り組んで「影響とオリジナルの境」で精神を湿らせている人間にとっては、もう完全な癒し系音楽です。私のことなんですけれどね。</p>
<p>最後はホーキンスの典型的なバラード吹奏で演じられる、"Talk of the Town"。邦題は「町の噂」。縦方向のコードトーンを並べて吹くホーキンス・バラードは上でも触れた「身も心も」で顕著ですが、ここでも、老いたりとはいえその特色は健在です。</p>
<p>近代ホーキンスを聴くならこのレコードがいいかと思います。しかし伝説的「身も心も」はやはり多くの人に聴いて欲しいなと思います。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B00008K75T&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px; margin-right: 10px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B00005HRM8&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
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		<title>Kenny Burrell: Kenny Burrell Vol. 2 (Blue Note)</title>
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		<pubDate>Fri, 26 May 2006 11:50:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Burrell, Kenny]]></category>
		<category><![CDATA[Flanagan, Tommy]]></category>
		<category><![CDATA[guitar]]></category>

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		<description><![CDATA[1956 Series (8) ジャケットはアンディー・ウォーホル、単純な線画ながら非常に印象的なイラストです。私自身この絵が好きで、知り合いのギタリストに送った年賀状にこのイラストをあしらいましたが、色を付けてなんか卑俗な感じになっ]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://fukao.info/img/burrell2.jpeg" class="jack" alt="kenny burrell vol. 2" /></p>
<p><strong>1956 Series (8)</strong></p>
<p>ジャケットはアンディー・ウォーホル、単純な線画ながら非常に印象的なイラストです。私自身この絵が好きで、知り合いのギタリストに送った年賀状にこのイラストをあしらいましたが、色を付けてなんか卑俗な感じになってしまった思い出があります。やはり線画だからいいんでしょうね。また、某大学の学バンである某プリンス・マーシー（笑）が定演を知らせるタテ看に使っていたこともよく覚えています。リーダーはケニー・バレル。そしてタイトルも『ケニー・バレル』・・・これでは混乱してしまうので、日本では一般に "Vol. 2"をつけて呼ぶようになっています。Vol. 1は <em>Introducing Kenny Burrell</em> (Blue Note) ということなのでしょうか。</p>
<p>ケニー・バレルというギタリストは、黒いサウンドなんだけれど、かなり都会的に洗練されていていかにもＮＹのギターという感じがする人です。本当はこの年('56)にデトロイトからニューヨークに出てきたんですけれどね。だから上で述べたVol. 1にあたる<em>Introducing Kenny Burrell</em> も'56年の録音です。「バレル上京して、ジャズ盛況を迎える」といった感じでしょうか。このアルバムはいくつかのセッションをまとめたもので、通算すると１２人のサイドメンが参加していますがソロからクインテットまで、ライブセッションも含まれています。これはいわゆる「ブルーノート1500番台」ではよくあることなので気にせず話を進めましょう（笑）。</p>
<p>一曲目は "Get Happy"。スイング時代からのスタンダードでちょっと宗教的な感じの歌詞をもった曲です。ここではケニー・バレルとリズムセクション。ピアノがトミー・フラナガン、ベースがポール・チェンバース、ドラムがケニー・クラーク、そしてキャンディドのコンガが入ります。このコンガ入りというのは昔から評判が悪くて（笑）、古いジャズマニアの中には「一番好きなのはＢＮ1500番台、ただしコンガ抜き」と主張して譲らない人がいました。これは以前にも触れた「４ビート神話」のせいで、「ジャズは４ビートがメインディッシュ！ラテンリズムなどはちょっとした箸休めみたいなもの」という思いこみがジャズ界、とりわけ日本のジャズ界にあるからでしょう。日本のジャズ界の母胎となった暗くて沈みがちな「ジャズ喫茶」という空間に、ラテンの陽気なサウンドが不釣り合いだったのかも知れません。いずれにせよ、ここでのコンガの起用は当を得ています。スイング時代とは全く異なったテンポとリズムでぐんぐん進んでいく演奏にキャンディドのコンガは欠かせません。ピアノのトミフラも煽られて攻撃的なソロをとります。ギターのあとキャンディドのコンガソロがとてもよく、最後にテーマに戻って唐突な感じで終わっているのがこの演奏の勢いを示しています。</p>
<p>二曲目の "But Not for Me" はガーシュウィンのスタンダード。バレルのギターソロです。ここではリズムの要素よりも、ハーモニーやメロディーの要素が中心となった演奏です。つづく "Mexico City"は前回取り上げたケニー・ドーハムの作曲。メンバーはケニー・ドーハム(tp)、モンテローズ(ts)、ボビー・ティモンズ(p)、サム・ジョーンズ(b)、エッジヒル(ds)、ここにバレルが加わった演奏です。ここでジャズに詳しい人なら気づくと思いますが、この面子は『カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム』と全く同じ、同アルバムにも "Mexico City" が入っています。実は日にちが違うけれど同じメンバーのライブ録音です。『カフェ・ボヘミア』のテイクはドーハムが中心なのに対して、こちらではソロのスタートをバレルが切ります。ドーハムらしく哀愁感のある曲です。</p>
<p>私がこのアルバムを買おうと思ったのは四曲目、"Moten Swing"が入っていたからです。「モーテン・スイング」、このモーテンとはカンザス・シティービッグバンドの雄、ベニー・モーテンのことで同曲は彼のバンドのテーマ曲でした。彼らは３０年代前半、禁酒法下で繁栄を極めたカンザスシティーを代表するビッグ・バンドでした。しかし、モーテンが運悪く扁桃腺手術の失敗により亡くなってしまうと、残されて路頭に迷いそうなメンバーをまとめて新しくビッグバンドを立ち上げたのが、そう、カウント・ベイシーだったわけです。従って、ベイシー３０年代のライブ録音を聴くと、オープニングとクロージングにこの曲を演奏しているのが分かります。結構アップテンポなカンザス・ジャズのこの曲がここではスローのブルースで演奏されています。最初は期待はずれの感じがしましたが、何度か聴くとよい意味で期待を裏切られたということが実感できました。テーマが終わったあとに「ドゥディドゥディダ」と入るトミフラのソロは絶品。「ダウン・トゥー・アース」という言い方がありますがまさにそういう演奏の上に、トミフラの持つある種の上品さが上手い具合にミックスされています。バレルもバレル節全開でカンザスの肥やしとは無縁の都会的なソロをとります（笑）が、根底にブルースのフィーリングが流れていて心地よい。最後はベースの名人オスカー・ペティフォードをフィーチャーした感じのテーマを演奏して終わります。やはり正直に言って、このアルバムはこの曲一発の魅力だと思います。</p>
<p>五曲目の"Cheeta"はチータのような俊敏さを強調したバレルの作曲。リズム・チェンジです。メンバーは四曲目と一緒。ギター、ピアノ、４バースと進む典型的な循環曲の演奏です。六曲目のブルース "Now See How You Are" ではベイシー・バンドにいたフランク・フォスター(ts)が参加していますが、ベイシー・バンドといっても「ニューベイシー」といわれる近代的なベイシー・バンドのメンバーなので違和感なく溶け込んでいます。ここでは岩石ベーシストペティフォードがソロを披露します。七曲目 "Phinupi"もバレルの曲。チョッパヤのテンポで全員が妙技を披露しています。この曲のコード進行なんでしょう？喉元まで出かかっているのに出てきません。最後の曲 "How about You"はスタンダード。バレルはチャーリー・クリスチャンのフレーズを出したりして余裕のソロ。トミフラは玉を転がすようなピアノソロ、フランク・フォースターも２コーラスソロをとっています。その後４バースを経てサクッと終わっています。</p>
<p>アルバム作りとしてはゴッタ煮的な印象がありますが、それはむしろ「イイトコドリ」とポジティブに考えると実によくできたアルバムです。おそらくスタジオではいつもの、何気ないセッションの延長で演奏されたのでしょうが、その一曲一曲が名演になってしまうのが'56年の魔力だと思います。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B00069BOJG&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
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		<title>Sonny Rollins: Saxophone Colossus (Prestige)</title>
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		<pubDate>Fri, 26 May 2006 11:46:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Flanagan, Tommy]]></category>
		<category><![CDATA[Rollins, Sonny]]></category>
		<category><![CDATA[tenor sax]]></category>

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		<description><![CDATA[1956 Series (2) すべてのジャズアルバムの中でもっとも有名な一枚で、ほとんどのジャズ入門書や解説書でも、必携中の必携としてこの一枚を取り上げています。さらに、レコード店などでもジャズキャンペーンをやるときこの一枚を筆頭に]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://fukao.info/img/saxcolo.jpeg" class="jack" alt="saxophone colossus" /></p>
<p><strong>1956 Series (2)</strong></p>
<p>すべてのジャズアルバムの中でもっとも有名な一枚で、ほとんどのジャズ入門書や解説書でも、必携中の必携としてこの一枚を取り上げています。さらに、レコード店などでもジャズキャンペーンをやるときこの一枚を筆頭に掲げることが多い。ある人は漱石の『坊つちゃん』になぞらえ、「ジャズマニアだと却って手を出しにくいほどに基本中の基本である」と妙な逆説を用いて持ち上げてみたり、果てはこの名盤を貶すことで自分のオリジナリティーを出そうとする天の邪鬼評論家まで湧いてくる始末。それだけでは飽きたらず、録音技師のルディー・ヴァン・ゲルダーの技法についてとやかく言われたり、アルバムジャケットの異同（私の場合もLPではシルエットが真っ黒なのですが、CDのシルエットは微妙に顔が見えています）について騒がれたりと、もうやられ放題。少し気の毒になるほどの弄られ様です（笑）。もはやこのアルバムについて語ることなどないような気もします。</p>
<p>このレコードを買ったのはだいぶ前でしたが、その頃あまり受け付けない曲がありました。"St. Thomas"です。最近でこそ克服できたようですが、もともとラテンリズムを聴くとなぜか緊張してしまい、この名曲もご存じのようにカリプソですからテーマ?カリプソによるアドリブ?ドラムソロあたりまでは聴いていて肩が凝っていました・・・今ではラテンも平気なので何でそうだったのかちょっと分かりませんが。その分、ドラムソロが終わってから４ビートになってロリンズのソロ?トミフラ（ピアノ）のソロあたりは、ある種の解放感を味わいながら聴いていた思い出があります。今思うと変な聴き方でした。</p>
<p>このアルバムは問題作、時代を示唆する作品という意味での傑作じゃないんですよね。むしろロリンズがどれほどすばらしい歌い手であるかということを示しているんです。ロリンズは「セント・トーマス」の出だしの部分なんか聴いても分かるように、本当にアドリブしている。つまり、一からメロディーを創り出していくタイプのジャズマンなわけです。こういうタイプはそんなに多くなくて、マイルスだってどう聴いてもあらかじめラインの流れとか練ってから演奏しているし、それ以外の人たちは多くのストックフレーズを順次組み合わせながらアドリブしていくっていうタイプが大半です（ブラバン・ジャズじゃないから、書き譜ってのは少ないでしょうが）。そんな中でロリンズは一からアドリブしていく人だったわけです。こういうタイプは成功すればいいけれど、失敗するとフレーズが停滞して、アドリブだかリフだか分からないようなことになる場合もあります。だから、ロリンズのアルバムって構成的だったりテーマを持っていたりという作為性が少ないのですが、その分曲によって出来不出来があり、一枚のアルバムがもたらす満足感っていうのがいまいちなのです。ところがこの『サキコロ』は曲がカリプソ(St. Thomas)、バラッド(You Don't Know What Love Is)、マイナー(Strode Road)、スタンダード(Moritat)、ブルース(Blue 7)と網羅されている上に、それぞれが全く破綻せずに完成しているんですね。こんなことは天才ジャズマンのアルバムとしても稀有なことです。その稀有なことが実現してしまった稀有なアルバム。それが『サキコロ』です。共演者はドラムがマックス・ローチ、ピアノがトミー・フラナガン、ベースがダグ・ワトキンスです。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B000NO28LM&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
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