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	<title>jazz.fukao.info &#187; Evans, Bill</title>
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	<description>&#34;Louis Armstrong, Charlie Parker.&#34; (Miles Davis summarizing the history of jazz)</description>
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		<title>Bill Evans: Waltz for Debby (Prestige)</title>
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		<pubDate>Tue, 18 Sep 2007 01:52:22 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Evans, Bill]]></category>
		<category><![CDATA[piano]]></category>

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		<description><![CDATA[ビル・エバンスの来日公演に出かけました。モダン・ジャズにやっと開眼したばかりだったのですが、家族が新聞を見て「ビル・エバンスという人が来るから、聴きに行きな、お金は自分で工面しな」と無茶振りをしたので、]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src='http://jazz.fukao.info/img/waltz4debby1.jpg' alt='w4d' class="jack" /></p>
<p>ビル・エバンスの来日公演に出かけました。モダン・ジャズにやっと開眼したばかりだったのですが、家族が新聞を見て「ビル・エバンスという人が来るから、聴きに行きな、お金は自分で工面しな」と無茶振りをしたので、手持ちのお金を遣ってチケットを取り寄せ、またいつも行っているレコード屋で「ビル・エバンスって人の代表作を下さい」とアドバイスを貰って『ポートレイト・イン・ジャズ』を買い、それを何度も聴いて予習をした後、勇んで芝の郵便貯金ホールに出かけました。しかし、残念なことにこの日コンサートは中止になっていました。前日にビル・エバンスが急死したからです。代役も立っていたのですが、払い戻しに応ずるというので払い戻しをしてもらい、後日そのお金を遣って購入したのが、Riverside4部作の一枚である『ワルツ・フォー・デビイ』でした。</p>
<p>打ちのめされました。この世にこんな美しいピアノがあるのかと。冒頭の "My Foolish Heart"。曲そのものを知りませんでしたし、何をやっているのかも正直わかりませんでしたが、果てしなく美しく、そして力強い。2曲目の "Waltz for Debby" がこれまたすごい。イン・テンポに入ってポール・モチアンのドラムがシャーシャーと入ってくるところなんか、今聴いてもトリハダ物です。その頃はまだインタープレイの妙味など分からなかったので、ベースはソロに聞き耳を立てていましたが、これもギターのように旋律性が高くて驚きました。そして何がよいといって、クラブの雰囲気がよく出ているところ。私語が後ろのほうで聞こえています。私も含めてたいていの人は、この2曲で打ちのめされます。</p>
<p>3曲目 "Detour Ahead" はぼんやりとした輪郭のテーマ弾きから始まるので、背後の私語やグラスの触れ合う音がよく聞こえて自分もヴィレッジ・ヴァンガードにいるような気持ちになる演奏です。後半になると徐々に盛り上がっていくところも上手い構成です。</p>
<p>B面の "My Romance", "Some Other Time" もこれまでのムードの延長線上にある名演です。最後の曲、マイルスの "Milestones" はアップ・テンポで演奏され、少しムードの方向は違いますが名演です。寺島さんが『チェット・ベイカー・シングス』は一つの組曲で、「ヴァレンタイン」はいわゆる「サマータイム」だと書いていましたが、『ワルツ・フォー・デビイ』にも全く同じことが当てはまります。全体のムードが統一されて、全部で1曲として聴けるわけです。それもそのはずでこのレコードは、ビル・エバンス、スコット・ラファロ(b)、ポール・モチアン(ds)のトリオによる、マンハッタンのヴィレッジ・ヴァンガードでのライブを編集したもので、ムードの統一を図った編集がなされているわけです。対になる『サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』はもう少しバリエーションがあり、スコット・ラファロとのインタープレイにもさらに焦点が当たっています。録音は61年の6月25日。この直後の7月6日、ラファロが急死することで、このジャズ史上最も重要なトリオの一つはその歴史に終止符を打ちます。</p>
<p>後になって分かったことですが、晩年のエバンスはかなりムズカシ的な演奏をしていたようで、あの時実際にコンサートを聴いて初心者の私が理解できたかどうかは不安です。しかし、それでも生エバンスに会えなかったことは今でも残念でなりません。</p>
<p>CDになってからボーナス・トラックが追加されています。このアルバムは名盤過ぎて、CD・アナログともに音質からジャケットまで様々な付加価値をつけた商品が出回っていますが、下のリンクは近く再発される通常盤です。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B000SLI7MY&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
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		<title>Miles Davis: Kind of Blue (Columbia)</title>
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		<pubDate>Sat, 18 Aug 2007 15:11:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Adderley, Cannonball]]></category>
		<category><![CDATA[Coltrane, John]]></category>
		<category><![CDATA[Davis, Miles]]></category>
		<category><![CDATA[Evans, Bill]]></category>
		<category><![CDATA[Kelly, Wynton]]></category>
		<category><![CDATA[trumpet]]></category>

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		<description><![CDATA[学歴社会から実力社会になったほうがいいと、学歴どころか「学」のない人がたまにご高説を述べていらっしゃいますが、そうなった時に真っ先に消えていくのはご自身だと分かっているのでしょうか？学歴社会ならば安定し]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src='http://jazz.fukao.info/img/51atgwhl0pl__aa240_.jpg' alt='Kind of Blue' class="jack" /></p>
<p>学歴社会から実力社会になったほうがいいと、学歴どころか「学」のない人がたまにご高説を述べていらっしゃいますが、そうなった時に真っ先に消えていくのはご自身だと分かっているのでしょうか？学歴社会ならば安定したコースに乗っていけば、ある程度の保証があるのに対して、実力社会といったら、あんた、実力すらないあなたには厳しい社会だよ、と言いたいわけです。</p>
<p>などと思いっきり皮肉を言っていますが、このアルバムとどういう関係があるんでしょう？『カインド・オブ・ブルー』を語るとき、いわく「コード進行の呪縛に囚われていたジャズ界を解放した」、「バップの限界を打ち破りより自由な演奏をもたらした」などという紋切り型が横行していますが、これと上の図式とがよく似ているなと思ったわけです。バップが呪縛であってモードが解放というのは、ちょうど「学歴」という呪縛から「実力」という解放に向かうという神話の相似形です。確かにIII-VI-II-Vをなぞっていればそこそこ形になるバップに比べてモーダルな演奏というのは何でもありで自由ですが、何でもありすぎで、そこに本当の実力がないと単なるスケールの上下になってしまう。でも、本当に本物の、それこそ0から一瞬にして作曲できて手癖に陥らず、おまけに人に感動を与えられる人物なんていうのは限られていますからどういうことが起きるのか？結局、バップの時と同じく「らしいストックフレーズ集」なんかが出回って、それを必死で覚えて当てはめていくという、解放でもなんでもない結果に終わっています。</p>
<p>マイルス自身は『カインド・オブ・ブルー』を「失敗だった」といっています。これは紛れもない事実です。しかし世の中にはいったん褒めてしまった言葉を取り消せない人も多いらしくて、『自伝』の記述を全く無視して声高に自説を語って、最後は「いいからいいのである」などと寺島さん顔負けのトートロジーで言い切ってみたり、奥歯に物の挟まったような遠まわしな物言いで『自伝』そのものを貶してみたり、果ては「訳者の中山康樹の誤訳である」などと談じているので、てっきり原文をご存知がと思って尋ねたら梨の礫だったり、「ここまで言えるマイルスはやはり偉いのである、そうなのである」と話を微妙に逸らせたり、色々工夫しているわけです。</p>
<p>私の考えだと、これを「失敗作」と言ったマイルスが実際に狙っていたのは、例えば第2次黄金カルテットや『ビッチ』、あるいは『アガルタ』『パンゲア』のようにゆるゆるフォーマットの上に実力者が一堂に会してインタープレーを行うようなスタイルだったのではないかと思うわけです。その狙いに比べて、『カインド』は曲構造こそモーダルだけれど、結局順番にソロを回し、おまけにキャノンボールに至ってはトゥーファイブに分解してソロを組み立てていたりして、結局バップの延長線上に過ぎないと思ったんじゃないか？こう推測するわけです。ポリフォニックな展開を期待していたのに結局モノローグが羅列されていくだけの展開。この辺のことをマイルスは敢えて「失敗作」と厳しく批判していると思うのです。</p>
<p>このアルバムの魅力は一言で言うと気配・雰囲気です。ベースソロから徐々に立ち上がってくるイキフン。これに尽きると思います。そして、これまでのジャズのように結節点を目指してドミナント・モーションを展開させて句読点を打っていくのではなく、常に浮遊した感じでうねうねと彷徨っていくソロ。このあたりが素晴らしいと思うわけです。『カインド』から遅れること40年、グレゴリオ聖歌ブームが来たり、エンヤブームが来たり、ビョークが流行したり。改めてマイルスの先見性を立証しているのは事実だと思います。</p>
<p>ちなみに私も「ソー・ホワット」を一度セッションでやりましたが、DドリアンからE♭ドリアンに変わるところが分からなくて、ピアニストに目で合図してもらっていました <img src='http://jazz.fukao.info/wp-includes/images/smilies/icon_cool.gif' alt='8-)' class='wp-smiley' /> </p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B000002ADT&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
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		<title>Bill Evans: Explorations (Riverside)</title>
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		<pubDate>Wed, 24 May 2006 15:25:01 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Evans, Bill]]></category>
		<category><![CDATA[piano]]></category>

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		<description><![CDATA[ビル・エバンスの代表作は「リバーサイド４部作」、すなわち『泥の川』『螢川』『道頓堀川』・・・は宮本輝の「川」三部作で（笑）、こちらはPortrait in Jazz, Explorations, Waltz for DebbyそしてSunday at the Village Vanguardの４枚。この４枚はベースの名手スコット・ラファロとの共演が収めら]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://fukao.info/img/explore.jpeg" class="jack" alt="Explorations" /><br />
ビル・エバンスの代表作は「リバーサイド４部作」、すなわち『泥の川』『螢川』『道頓堀川』・・・は宮本輝の「川」三部作で（笑）、こちらは<em>Portrait in Jazz</em>, <em>Explorations</em>, <em>Waltz for Debby</em>そして<em>Sunday at the Village Vanguard</em>の４枚。この４枚はベースの名手スコット・ラファロとの共演が収められているためそう呼ばれるわけです。それまでのピアノトリオは、下で紹介したバド・パウエルのようにピアノが主でベースとドラムが従の位置に立っていたのですが、このエバンス?ラファロ?モチアンによってピアノ?ベース?ドラムスが正三角形を描いて対等に絡み合う独特のピアノトリオのあり方が提示されました。これを「インタープレイ」と呼びます（タイトルが『インタープレイ』というエバンスのアルバムがありますが、これは無関係です）。もちろん、単なる実験作ではなく、完成度の高い永遠のピアノトリオということができます。ラファロはこのトリオでの活動中交通事故にあって亡くなるのですが、そのたしかな腕前、イケ面風のルックス、わがままな性格といった特徴と相まって伝説のベーシストとなっていきます。私個人としては、ラファロのベースを楽しみたいならオーネット・コールマンの<em>Free Jazz</em>を聴いた方がよいと思っていますが、最初からこんなの聴いてもラファロ以前にアルバム全体のコンセプトで挫折してしまうでしょうから、エバンストリオがやはりお勧めです。</p>
<p>その「リバーサイド４部作」の中でも、とくに気に入っているのが今日取り上げる<em>Explorations</em>です。４部作の中では一番地味だけれど、一曲目の「イスラエル」から「ビューティフル・ラブ」、「エルザ」を経てマイルス作曲の「ナーディス」にいたる部分が非常に優れているのでこれを紹介します。「イスラエル」から「ナーディス」まで。ここにはピアノトリオのかつて到達し得なかった経験が収められています。もっとも、LPではたしか「ナーディス」がB面１曲目だったのでこうした流れが見えづらかったような気もします。</p>
<p>ところでこのラファロ。イケ面風なのですが性格が悪く、エバンスを脅してはギャラを前払いさせていたそうです。天才でルックスもいいのに、その性格に難がある。私は、最近日本を出国してアイスランドに行ったチェスの天才、ボビー・フィッシャーを連想してしまうのですが。</p>
<p>この記事で取り上げたCD</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B000000Y2A&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
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		<title>Miles Davis: 1958 Miles (Columbia)</title>
		<link>http://jazz.fukao.info/2006/05/2522.php</link>
		<comments>http://jazz.fukao.info/2006/05/2522.php#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 24 May 2006 15:21:18 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Adderley, Cannonball]]></category>
		<category><![CDATA[Coltrane, John]]></category>
		<category><![CDATA[Davis, Miles]]></category>
		<category><![CDATA[Evans, Bill]]></category>
		<category><![CDATA[trumpet]]></category>

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		<description><![CDATA[マイルスのように息が長く、多面的で絶えず変化し続けたミュージシャンを紹介するのがもっとも難しく、いったいどれを取り上るべきか、どうやって紹介すべきか考えるだけで一日つぶれたりします。私自身も、マイルスの]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://fukao.info/img/miles58.jpeg" class="jack" alt="1958 miles" /><br />
マイルスのように息が長く、多面的で絶えず変化し続けたミュージシャンを紹介するのがもっとも難しく、いったいどれを取り上るべきか、どうやって紹介すべきか考えるだけで一日つぶれたりします。私自身も、マイルスのそれぞれのスタイルに、それぞれの思い入れがあり、どれを取り上げるかで言いたいことの半分は決まってしまうわけです。たとえば"Relaxin'"を取り上げておいて、「前進し続けるマイルス」を語るのは非常に難しい。なぜなら "Relaxin'"は前進、変化ではなく「完成」というキーワードで語るべきものだからです。一日中考えあぐねて、それでも埒があかないので思い切ってマイルスを通して私的なことを語ることにしました。</p>
<p>この一枚ははじめて買ったマイルスのLPです。ラジオでおそらく『ブラックホークのマイルス・デイビス』と思われる演奏を聴いて感激したからでした（もちろん『ブラックホーク』だと知ったのは後のことです）。ちょうどその頃TDKカセットテープのCMにマイルスが起用されていて、いわゆる70年代スタイルで演奏しているのを耳にして「なんだかジャズと言うより、怒って掻き鳴らしている感じのするいやな音楽だな」と悪印象をもっていたのですが、ブラックホークでの詩的なミュート・トランペットを聴いて認識を改め、レコード屋に買いに行きました。しかしアルバム・タイトルをまったく覚えていなかったので、店の人に「マイルスだけれど、うるさく掻き鳴らしていない古い時代のレコードないですか？」と尋ねたら紹介してくれたのがこれでした。</p>
<p>一曲目、"On Green Dolphin Street"。印象的なビル・エバンス（このLPではじめて耳にしたのです）のイントロからマイルスのテーマへ。なんという緊張感のある演奏！明るいわけでもなく、暗いわけでもなく、ブルースでもない、もっと浮遊したような雰囲気。そして同じ曲を演奏しながらも、ソロで登場するミュージシャンごとに変化するカラー。とりわけ、コルトレーン（彼をはじめて聴いたのもこのLPでした）が登場するや、それまでの景色が一変して新しい風景が広がる、そのスリル。この曲を聴き終わるや、買うことに決めました（ラジオで聴いたものとは違うことは分かっていたのですが、この一曲に打ちのめされました）。</p>
<p>え？どういうことだって？</p>
<p>今の若い人は知らないかもしれないけれど、昔はLP一枚買うとき、ちゃんと店の人に検盤（傷がないか確かめる）してもらって、店が混みあっていないときは冒頭の一曲ぐらい試聴（それも店中に流れるスタイル）させてもらってから買うかどうか決めたのです。もちろん気にくわなければ買わなくてよかったし、とくにこの時のように店の紹介で買う場合は向こうとしても客に確認してもらった方が後々のトラブルもさけられるのでよかったのです。</p>
<p>そういうわけで、この一枚を買ってきて早速聴いたのですが、さらに私を打ちのめしたのがB面１曲目の"Love for Sale"でした。ここでもソロが代わるたびに演奏のテクスチュアリティー（肌触り）が刻々と変化します。テンションの高いマイルスのミュート・ソロから、キャノンボールに替わるやはっちゃけて少しせわしない演奏になります。そしてコルトレーン登場。この雰囲気の変化はどうでしょう？ドラムのジミー・コブもあわせて奏法を変え、リムショット中心の叩き方に変化します。</p>
<p>私はこの一枚で、本格的にジャズにのめり込みました。ビートルズ小僧を経て、スイングジャズやサッチモをちらほら聴いていたジャズ小僧が、ついに引き返せないところにまで来てしまいました。マイルスに、エバンスに、コルトレーンに捕まってしまったのですから（笑）。そして、その奥にはパーカーが、バド・パウエルが待ちかまえていたのですから。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B00005HY7V&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
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