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	<title>jazz.fukao.info &#187; Williams, Tony</title>
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	<description>&#34;Louis Armstrong, Charlie Parker.&#34; (Miles Davis summarizing the history of jazz)</description>
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		<title>Herbie Hancock: Maiden Voyage (Blue Note)</title>
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		<pubDate>Sun, 06 Jul 2008 12:52:56 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Carter, Ron]]></category>
		<category><![CDATA[Coleman, George]]></category>
		<category><![CDATA[Hancock, Herbie]]></category>
		<category><![CDATA[Hubbard, Freddie]]></category>
		<category><![CDATA[piano]]></category>
		<category><![CDATA[Williams, Tony]]></category>

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		<description><![CDATA[ちょうどジャズに興味を持ち出した頃、奥平真吾さん(当時11歳！)がデビュー作『処女航海』をリリースして、おまけに彼と私が一歳違い。にもかかわらずこの大きな違いは何なんだ！？という大きな疑問にぶち当たりました。さ]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://jazz.fukao.info/img/41dg378mbwl__aa240_1.jpg" alt="maiden voyage" title="41dg378mbwl__aa240_1" width="240" height="240" class="jack" /></p>
<p>ちょうどジャズに興味を持ち出した頃、奥平真吾さん(当時11歳！)がデビュー作『処女航海』をリリースして、おまけに彼と私が一歳違い。にもかかわらずこの大きな違いは何なんだ！？という大きな疑問にぶち当たりました。さいわい「才能の違い」という答えがすぐ見つかり、この疑問は解決しましたがね <img src='http://jazz.fukao.info/wp-includes/images/smilies/icon_cool.gif' alt='8)' class='wp-smiley' /> その後、この曲がハービー・ハンコックの代表作であり、ジャズ史にも影響を与えたエポック・メイキングな作品だったと知ったのはだいぶ後のことです。</p>
<p>最初にこのタイトル曲を聴いた時は、とくかく「クールな音楽」「抑えに抑えた音楽」という印象を持ちました。いわゆるクール・ジャズは『クールの誕生』をはじめ、ゲッツやコニッツなど聴いていたのですが、以前も書いたとおり、あまり彼らの音楽を「クール」だと感じたことはありません。一方で "Maiden Voyage" のイントロからして抑制感の極み。ジョージ・コールマンのサックスもショーター的というか、独自の抑揚を持っていて、激しく上昇下降するバップや音を敷き詰めて熱くうねっていくコルトレーンとは違う、クールなフレージングです。普段は熱い、いや暑いことすら多いフレディー・ハバードのトランペットも、実に抑えたブローイング。ハービーさんも、当然のように内省的なソロを取っています。普通、これだけ抑えていると退屈なものに仕上がるのですが、バックのトニー・ウィリアムスだけが自由に暴れているため、演奏をエキサイティングに仕上げています。</p>
<p>2曲目 "The Eye of the Hurricane"。「処女航海」ほど抑えられたものではなく、トニーのドラムを推進力にしてかなりバリバリ進んでいます。フレディーが1曲目とは打って変わって爆発的なブローイングでソロを取り、それに呼応するかのようにコールマン、ハービーも攻撃的なソロを取って演奏を盛り上げています。</p>
<p>3曲目は "Little One"。スローテンポのイントロから、イン・テンポになると3拍子で奏されます。コールマンの出だしはコルトレーンみたい。ちょっと懐かしいような哀愁あるフレーズでソロを構成していて、私のお気に入りでもあります。フレディーのソロもわりと崩し気味に吹いて、それをトニーが煽るという構成で面白い。ピアノは横に広がりのある和声を強調した幻想的なソロです。ロン・カーターのベースソロを経てテーマに戻ります。この曲はマイルスの『E.S.P.』にも吹き込まれています。私見ではマイルス盤の方により興味があります。</p>
<p>4曲目の "Survival of the Fittest" は「適者生存」という進化論の用語で、「音楽とどんな関連があるんだろう」と考えていた時期もありましたが、ある時「ジャズ曲のタイトルにはあまり意味がないものが多い」という記事を読んで納得した記憶があります。もっとも、こんな激しい曲をやったら「適者」じゃないと落ちてしまうような気もします。テンポを自在に動かして、フリーな展開を入れているところが興味深い。相当に相手の音を聴きあって、それに対して瞬時に反応できる連中でないと、ここまでフリーでありながら音楽を成立させることは難しいんじゃないかと思います。そういう意味では確かに「適者生存」かもしれません。ひところ、こういう音楽は難解な感じがして避けていましたが、今では違和感なく聴いています。感性も経験によって変容するのでしょう。</p>
<p>最後の曲 "Dolphine Dance" は、いまやスタンダード化された感のある名曲です。美しい旋律とモーダルな曲想が十分に生かされた雰囲気が素晴らしい。フレディーは曲の穏やかさをこわさない範囲で自由にソロを爆発させ、つづくコールマンも持ち味である甘めのムードを全開にしています。ハービーのソロも素晴らしく、何度でも聴き返したくなる演奏で、1曲目「処女航海」と並ぶ名曲・名演奏。</p>
<p>録音は1965年3月17日。メンバーはフレディー・ハバード(tp)、ジョージ・コールマン(ts)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B000XAMEU6&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
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		<title>Miles Davis: Four &amp; More (Columbia)</title>
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		<pubDate>Sun, 23 Sep 2007 15:27:03 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Davis, Miles]]></category>
		<category><![CDATA[Hancock, Herbie]]></category>
		<category><![CDATA[trumpet]]></category>
		<category><![CDATA[Williams, Tony]]></category>

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		<description><![CDATA[音楽の命はテンポだなと思う時があります。たとえばチャーリー・パーカの「ココ」などを（速吹きできないので）ゆっくり吹いていると、驚くほどクラシカルで優雅な展開だということが分かって首を傾げる。何も無理して]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src='http://jazz.fukao.info/img/fourmore.jpg' alt='Four and More' class="jack" /></p>
<p>音楽の命はテンポだなと思う時があります。たとえばチャーリー・パーカの「ココ」などを（速吹きできないので）ゆっくり吹いていると、驚くほどクラシカルで優雅な展開だということが分かって首を傾げる。何も無理してあのテンポで吹かなくても充分綺麗なのにと疑問に思うからです。しかし、あのテンポから繰り出される疾走感とか一体感というものがなければ、「ココ」は「ココ」でないし、バドの「インディアナ」も「バドのインディアナ」ではなくなる。テンポと、さらにそこに内在するスピード感によって、狙いとする音楽のテクスチュアリティーが決定してしまうわけです。そういえば<a href="http://jazz.fukao.info/2006/05/2519.php">『ポピュラー・エリントン』の記事</a>で紹介した、エリントンに対するフランスの批評家アンドレ・オデールによる批判も、要するにエリントンの「コ・コ」（パーカーの「ココ」とは別の曲）のテンポ設定に対する批判でした。クラシック音楽でも、テンポの設定が指揮者ごとの曲に対する解釈の違いを際立たせることがあるように、テンポというものは音楽の本質を握る重要な要素だと思えるわけです。</p>
<p>マイルスのライブ盤『フォア＆モア』は1964年2月12日、リンカーン・センターのフィルハーモニック・ホールで行われたライブ録音。メンバーはマイルスのほか、ジョージ・コールマン（ts）、ハービー・ハンコック（p）、ロン・カーター（b）、トニー・ウィリアムス（ds）で、『セヴン・ステップス・トゥー・ヘヴン』の5月セッションに始まるクインテットです。尺の関係で「チョッパヤ」の演奏を選んで編集したものがこの『フォア＆モア』、バラード演奏主体に選曲したものが同じコロムビアから出ている『マイ・ファニー・バレンタイン』です。この2枚、どちらがいいかと訊かれれば、まずたいていの人は『フォア＆モア』だと答えるぐらいにチョッパヤ曲の高揚感や疾走感は尋常でない。1曲目 "So What" にしても2曲目 "Walkin'" にしてもそれ以前のマイルスによるオリジナル演奏を考えるとまったく別の曲に仕上がっているようで、フシが違うよ、そもそもタイトルが違うよと言いたいほど。「ウォーキン」なんて全然「ウォーキン」じゃないわけです。トニーがとにかく凄い。突っかけ気味に連打することで、演奏自体を前へ前へと押しやっていきます。マイルスは「トニーと演るようになってから、音楽を高域で捉えられるようになった」と『自伝』に書いていますが、たしかにそれまでのような抑制したプレイではなく、高音を連発していきます。またテンポやリズムが自由に変化するのですが、本当に自由だったらしく、「予め決めておいたわけではない」とジョージ・コールマンは述べています。この結果、『カインド・オブ・ブルー』ではまだまだソロ回しに終始していた「ソー・ホワット」などのモード曲が、真の意味で解放され自由なインタープレイを導入することが可能になったわけです。</p>
<p>3曲目の "Joshua" は『セブン・ステップス』でも演奏されたフェルドマンの曲ですが、リズムの変化はますます奔放になり、テンポを自由に動かしながら突き進んでいく演奏に、このグループの実力が表れています。5曲目の "Four" にしても6曲目 "Seven Steps to Heaven" にしても、その疾走感は変わりなく、迫力満点です。</p>
<p>最後の "There Is No Greater Love" だけはスタンダードでテンポもミディアムですが、マイルスの吹き方は以前とは明らかに違って、高域の多用、音の自由な選択、あえて伝統的なフレージングをはずして掻き鳴らすような奏法になっています。ただ唯一変わらないのはトランペットの音色で、『ミュージングス・オブ・マイルス』の "A Gal in Calico" と全く変わっていないことに驚かされます。</p>
<p>完成されたものに安心するのではなく、つねに挑戦し続けるマイルスの姿をよく表したアルバムだと思います。</p>
<p>「あとは全速力で駆け抜けるのみ」　---ジョン・エフランド</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B0009V9312&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
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		<title>Miles Davis: Seven Steps to Heaven (Columbia)</title>
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		<pubDate>Sun, 16 Sep 2007 13:50:43 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Davis, Miles]]></category>
		<category><![CDATA[Hancock, Herbie]]></category>
		<category><![CDATA[trumpet]]></category>
		<category><![CDATA[Williams, Tony]]></category>

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		<description><![CDATA["Seven Steps to Heaven"(「天国への７つの階段」)は、てっきりマイルスの作曲だと思っていたら、ヴィクター・フェルドマンの作曲と知って驚きました。マイルスの曲としては "Milestones" と並んで、心が広々と大空に拡大していくような曲想で、特に気に入って]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src='http://jazz.fukao.info/img/51glogax-nl__aa240_.jpg' alt='Seven Steps to Heaven' class="jack" /></p>
<p>"Seven Steps to Heaven"(「天国への７つの階段」)は、てっきりマイルスの作曲だと思っていたら、ヴィクター・フェルドマンの作曲と知って驚きました。マイルスの曲としては "Milestones" と並んで、心が広々と大空に拡大していくような曲想で、特に気に入っていた曲だからです。確かに、「マイルストーンズ」の時点でモーダルな曲になっているのに対して、「天国への七つの階段」はコーダルな曲で、サビなんか三度も転調しています。ライナーのクレジットだけでなく『自伝』にも「フェルドマンの持ってきた曲」と書かれているので気づいたというわけです。</p>
<p>アルバム『セヴン・ステップス・トゥ・ヘヴン』はこの曲の他、マイルスがスタジオ録音でスタンダード物をやった最後のアルバム、そしてハービー-ロン-+トニーが一堂に会した最初のレコーディングとして有名です。セッションは2つ。63年の4月と5月のもので、4月はロサンゼルス、5月はニューヨークでの録音です。さらにメンバーが違い、4月はヴィクター・フェルドマン(p)、ロン・カーター(b)、フランク・バトラー(ds)、5月はジョージ・コールマン(ts)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)となります。この2つのセッションを交互に並べているのがこのアルバムです。</p>
<p>1曲目の "Basin Street Blues" は4月。サッチモも吹き込んでいる古い曲ですが、ここでの演奏は新しい。カデンツァから始まって、リズムがインテンポになってコーラスに入ってもなかなかメロディーを出さない。小出しにしている。「あれなんだっけ？」と思っているとフェイクされて、煙に巻かれる。中盤（5分を過ぎたあたり）でやっと丸々メロディーが出てきて納得するという仕掛け。このパターン、実はキースがスタンダーズでよくやっているパターンなのですが、元はマイルスだったんですね。フェルドマンのピアノも快適にスイングし、フランク・バトラーの「古めかしさ」と調和しています。現代若手4ビートが古い曲をやるときのお手本にもなっていそうな名演です。</p>
<p>2曲目の "Seven Steps to Heaven" は5月のセッション。上にも書いたように、広々とした曲想の上をマイルス、ジョージ・コールマン、ハービーがソロを取っていきますが、それを支えているトニーのドラミングがすでに凄いことにも驚かされます。45年生まれですからこの時わずか18歳！この曲、フェルドマンの作曲ということで4月のロス・セッションでも吹き込まれたのですが、ボツになり、改めてこのメンバーで吹き込んだそうです。</p>
<p>3曲目の "I Fall in Love to Easily" は、伝統的というかマイルスによるバラード演奏の典型のようなナンバーですが、プレスティッジ時代よりもずっと音の選択が広がっていて、やはり時代の違いを感じさせます。フェルドマンのソロもマイルスのコンセプトに合わせて新しい感じで弾いています。</p>
<p>4曲目 "So Near, So Far" はかなりてこずったらしく、最初4月のロス・セッションで吹き込んでも上手く行かず、5月のNYセッションで吹き込んだうちのリハーサル・テイクの方。本テイクはやはり間違った音だらけで使い物にならなかったということだそうです。確かにドラムに過重な負担を強いるアレンジですが、トニーがこれをこなしていることに驚かされます。</p>
<p>5曲目の "Baby, Won't You Please Come Home" は20年代からビックス・バイダーベックなどが賑々しく演奏してきた曲ですが、マイルスは最初バラードと間違うばかりにテンポを落としてヴァース（もともとあったのか、マイルスがカデンツァ風に付け加えたのか）から吹き始め、その後もマイルスがライブでよくやるようにテンポを動かしながら演奏を続けていきます。</p>
<p>ラスト曲の "Joshua" もフェルドマンの曲ですが、やはり5月のNYセッションでの吹き込みを採用。激しい転調と4/4から3/4へと変化するなど、トリッキーな難曲ですが、全員自然な演奏を繰り広げています。</p>
<p>このアルバムを丹念に聴いていけば、4月から5月へのたった1ヶ月でマイルスのやりたかったことがより明確化していく過程に気づきます。またヴィクター・フェルドマンという有能なミュージシャンが、ツアーの誘いを断ってくれたためにハービーへと繋がり、最強の第2次黄金カルテットに至ることを考えると、不思議な気持ちになるアルバムです。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B000HBK1VU&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
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		<title>Herbie Hancock: Empyrean Isles (Blue Note)</title>
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		<pubDate>Tue, 31 Jul 2007 13:29:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[Hancock, Herbie]]></category>
		<category><![CDATA[piano]]></category>
		<category><![CDATA[Williams, Tony]]></category>

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		<description><![CDATA[ハービーさんによるこのアルバムは、B面1曲目の "Cantaloupe Island" にその人気の原因があるように現在では思われていますが、これは折からのグルーヴ物ブームでUS3によるサンプリングが売れまくったことがきっかけです。ジャズ業界にはこういう]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src='http://jazz.fukao.info/img/31oyvcj3iml__aa192_.jpg' alt='Empyrean Isles' class="jack" /></p>
<p>ハービーさんによるこのアルバムは、B面1曲目の "Cantaloupe Island" にその人気の原因があるように現在では思われていますが、これは折からのグルーヴ物ブームでUS3によるサンプリングが売れまくったことがきっかけです。ジャズ業界にはこういうことに弱い体質があって、普段ポップスを邪険にしている割りに、ポップス側から火がつくとそれに乗っかって「さあクラブ・シーンではカンタロープだよ」とか「今日はクラブでアフロディジアを踊ってきたよ！」と、踊るクラブと銀座のクラブの違いももわかっていなければ踊りといっても盆踊りぐらいしか経験したことないような評論家まで言い出すところがあります。私も一、二度踊るクラブに連れ出されたことがありますが、あんなのうるさくてがさつなだけで何処がいいのか分からない。大体難聴になりますよ、あんなに耳を聾する環境に長時間いたら。などと踊るクラブのほうに文句を言っても仕方がないのですが、若者が気に入る＝いいものであるという、50年代以降の大量消費の必要性から大資本によって延々と馴致し続けられた若年脆弱文化へ擦り寄る（なんのこちゃ？）ような態度に対しては、「なんだかなー」という気持ちをずっと持っていました。本当はもっと単純に「むむ、息子ぐらいの世代が興味を持ってくれている、うれしいね」ということなんだろうから、無理やり目くじらを立てる必要はないんですけれど、あえて立ててみました。</p>
<p>というのも、このアルバム、やっぱりソロが爆発しているのはモーダルな1曲目 "One Finger Snap" だと思うからです。メンバーはフレディー・ハバード(tp)、ハービー(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)ということで、マイルスの第2次黄金カルテットのリズムにフレディーのペットが乗っかっています。フレディーはテクニックがあるのに、時々無味乾燥なフレーズを連発して聴く者をうんざりさせる傾向がありますが、ここでの演奏はすごい！びしびしフレーズが決まっていきます。その句読点を演出するのがトニーの太鼓の連打。続くハービーもジャズ・ピアニストとしての実力を遺憾なく発揮しています。モーダルな曲の曲想というのは意図的に結節点をつけていかないと、とめどなく横に流れていくので、実はバップ以上に歌心というのかフレーズ感覚が優れていないと｢冷たい音の上下｣に堕してしまうことがあるんですね。ここではそうならずに、意味のあるフレーズの連続となっているところが彼らのセンスでしょう。マイルスの『ESP』などで訓練された結果が十分に出ています。</p>
<p>続く "Oliloqui Valley" も彼らのコンセプトを十分に出したものですが、リズムに変化があるのでもっと曲想にメリハリがあります。ハービーのソロから始まり、フレディーに引き継がれますが、よく歌うソロです。その後ロン・カーターの理屈っぽいベースソロに受け渡されテーマに戻ります。1曲目の「ワン・フィンガー・スナップ」がすごいと言うべき作品であるのに対し、「オリロキ・ヴァレー」は好ましい作品という感じです。</p>
<p>そして3曲目 "Cantaloupe Island"。「カンタループ」とはメロンのこと。「ウォーター・メロン・マン」といい、ハービーさんはメロンが好きなのだろうか？ファンキーな曲調でフレディーがいつになく語尾をクイクイ上げてリー・モーガンみたく吹いています。確かに聴きやすく、乗りがよく、印象的な演奏です。ライナーノーツによるとハービー自身90年代のリバイバルに触発されてこの曲を見直し、ライブの必須レパートリーにしたそうです。</p>
<p>最後の "The Egg" はフリージャズです。ただフレディーがトナリティーの重力を感じさせるので、フリーと調性内のギリギリを彷徨っている感じ。ハービーのピアノをはじめ、リズムはフリーフォームで演奏しています。ロン・カーターのソロはアルコでやっぱり理屈っぽく、ハービーは現代音楽のようなソロからはじめ、ドラムが入ってきてテンポを動かしながら多面的な曲調を弾き分けています。私などのような4ビート信者は4ビートを待ち遠しく思いながらフリーの部分を耐え忍び、4ビートの片鱗が出てきたときにヨロコンデいるといった一種変態的な聴き方をしています。トニーのよく分からないソロの後、テーマに戻って終わります。</p>
<p>「カンタロープ」のイメージだけに囚われぬように今回聴き直してみて、ずいぶんと再発見がありました。下に紹介するCDは最近の再発で、お蔵入りテイクが最後に追加されているようです。</p>
<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=fukao-22&#038;o=9&#038;p=8&#038;l=as1&#038;asins=B000PDZPNO&#038;fc1=000000&#038;IS2=1&#038;lt1=_blank&#038;lc1=0000FF&#038;bc1=000000&#038;bg1=FFFFFF&#038;f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>
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		<title>Tony Williams: Foreign Intrigue (Blue Note)</title>
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		<pubDate>Wed, 30 May 2007 10:57:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>G坂</dc:creator>
				<category><![CDATA[drums]]></category>
		<category><![CDATA[Williams, Tony]]></category>

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		<description><![CDATA[ドラマーやベーシストは、普段メロディアスなフレーズを繰り出せないせいか、作曲となるとホーン奏者やピアニストよりも美しい曲を書きたくなるのかもしれません。 Tony WilliamsのForeign Intrigueは全編ドラマーでリーダーのTonyの作曲したナンバーで構]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><img src="/img/foreign.jpg" class="jack" alt="Foreign Intrigue" /><br />
ドラマーやベーシストは、普段メロディアスなフレーズを繰り出せないせいか、作曲となるとホーン奏者やピアニストよりも美しい曲を書きたくなるのかもしれません。</p>
<p>Tony Williamsの<i>Foreign Intrigue</i>は全編ドラマーでリーダーのTonyの作曲したナンバーで構成されていますが、まさに美曲の宝庫です。このアルバムはLPで持っていて、手に入れた経緯については以前<a href="http://fukao.info/2007/03/05100.php">ブログ日記</a>に書きましたが、現在のところ廃盤状態でジャケットのリンク先のamazonでもユーズド&#165;43,800なんていうふざけた値段で売られています。</p>
<p>A面1曲目はタイトルチューンの"Foreign Intrigue"。冒頭にドラムソロがありますが、後はボビー・ハッチャーソンのバイブ、ウォレス・ルーニーのトランペット、ドナルド・ハリソンのアルト、マルグリュー・ミラーのピアノとソロを回していく一般的なジャズ演奏です。しかし、リーダー作とはいえ、バックで煽るトニーの凄いこと。勢いのある演奏です。</p>
<p>2曲目"My Michele"は少し速めのバラードですが、アンサンブルにハービー・ハンコックの影響か感じられて、とても軽やかで綺麗な曲になっています。</p>
<p>3曲目は"Life of the Party"。これはラテンのリズムを取り入れたエキゾチックな演奏で、BNの4000番台に結構ありそうな曲です。このバックでも煽りに煽っていますが、それに対してウォレス・ルーニーのソロにはclarity（明晰性）があってよく出来ていると思います。</p>
<p>ジャズ喫茶の中には非常に頑固な店があって、寺島さんのMegや大西さんの今は無きA&#038;Fでは、あるアルバムのA面が聴きたくてリクエストしても、オヤジさんが「このアルバムの真価はB面にあり！」と思っていれば、B面しかかけてもらえないわけです。CDになって、どうやっているんだろうと思い、A&#038;Fで一度CDを見せてもらいましたが、ジャケットにマジックで「かけるべき曲」の星印が打たれており、レコード時代のようにA面B面どころの騒ぎではなく、CDは曲がスキップできるという利点を生かして「1,3,4,6曲目、以上！」みたいな調子で決められていたようです（笑）。しかし、オヤジさんたちのこだわりも分からないわけではなく、例えばこのLPはB面に断然その真価が現れていると思えるのです。</p>
<p>B面1曲目は"Takin' My Time"。ブルージーでファンキーな曲想ですが、先発のドナルド・ハリソンのソロに味があっていい。これを聴きながら、「うーむ、ショーターのソロで聴いてみたいなぁ」と思いました。しかしいい曲です。</p>
<p>2曲目は"Clearways"。現代4ビートのお手本のような曲で、お手本のような演奏が施されています。特にピアノがいいと思います。</p>
<p>3曲目"Sisiter Cheryl"は、このアルバムの白眉であるばかりでなく、ハービーの"Chan's Song"などと並んで現代4ビートのスタンダードになれる美しさを持った曲です。このアレンジにもハービーの影響が感じられますが、マルグリュー・ミラーのピアノソロも4ビートをやるときのハービー風です。ボビハチのソロも透明感があるので、『処女航海』のコンセプトを発展させ、延長した演奏であるということが良く分かります。</p>
<p>ラスト4曲目の"Arboretum"（森林公園）は全員でソロを回していくバップスタイルですが、みんな威勢よくやっています。</p>
<p>しかし、こういう名盤がどうして再発されないのでしょうね。新生BNだから東芝EMIが持っていると思うので、普通ならすぐにでも再発しそうですが、権利関係がややこしいのかもしれません。</p>
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